校長通信「ひらのっこ」
- 公開日
- 2021/05/06
- 更新日
- 2021/05/06
校長から
新型コロナウイルスが,学校にとっても大きなピンチでです。しかし,思わぬ副産物もあります。それは,情報通信技術(ICT)の急速な普及です。大幅に前倒しされた「GIGAスクール構想」により,一人一台のタブレット型パソコンが,平野小学校にも来ました。
2019年12月,文部科学省が打ち出した「GIGAスクール構想」。2020年4月7日,萩生田 光一文部科学大臣は記者会見で,新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言を受け,GIGAスクール構想を早期実現するための支援などを積極的に推進すると表明しました。GIGAスクール構想とは,一言で言うと「児童生徒向けの1人1台端末と,高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備し,多様な子どもたちを誰一人取り残すことのなく,公正に個別最適化された創造性を育む教育を,全国の学校現場で持続的に実現させる構想」です。(GIGAとはGlobal and Innovation Gateway for Allの略)
すいません。これだけ読むだけでも,頭が痛くなりそうな方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし,この「GIGAスクール構想」により,昨年度末に,平野小学校にも,一人一台のタブレット型パソコンや,65〜75型大型提示装置(大型モニター型の学習機器)が8台,整備されました。昨年度末は,タブレット型パソコンは,数クラスのみで試行的に使用しましたが,本年度から,すべてのクラスで使用をしていくこととなります。
まず,最初に効果的な活用がはじまったのが,大型提示装置です。国語の教科書の文章,算数の図形,音楽の楽譜,理科の昆虫,さまざまな画像が,簡単に提示できるので,本当に便利です。
これまで先生たちは,黒板にはる資料を手作りをしたり拡大印刷機を用いたりして提示資料を作成することが多かったのですが,この大型提示装置があれば,ほとんどの資料は作成不要です。そのため,今,学校を巡回していますと,本当に多くのクラスで使用しています。
私がはじめて教員になったころは,学習プリントや学級通信は,ガリ版印刷(版画のように一枚一枚手刷りでした)で作成していました。6年生に算数の立体を教えた時は,三角柱・四角柱・円柱・三角錐・四角錐・円錐などを,40人分,厚紙で手作りし,観察させたこともあります。
技術の進歩は,すごいですね。置いていかれそうで,取り残されそうで,不安を感じるほどです。
さて,一人一台のタブレット型パソコン。これには,まだまだ先生方も苦戦中です。考えてもみてください。自分がはじめて一人でパソコンを使ったとき。? ? ? の連続ではなかったでしょうか。教室でも,今,まったくその状態の子どもたちがほとんどです(もちろん,中には,すでに熟知している子どももいますが)。とにかく,経験を積み重ねていくことしかありません。定規やのり,はさみ,辞典などを使用するのと同じように,パソコンが文具の一つとなることを目指し,まずは,第一歩のはじまりです。