校長通信「ひらのっこ」第9号
- 公開日
- 2021/05/21
- 更新日
- 2021/05/21
校長から
傘をさして登校する日が増えました。そんなある日,すてきな「ひらのっこ」に出会いましたので,紹介します。
いつも一緒に登校している高学年のお姉さんと低学年の弟の姉弟がいます。この日も雨が降っていました。ふと見ると,弟の傘の布の部分が骨からはずれ,こわれかけています。でも,弟は,それを気にせずそのまま傘をさしていました。すると,それに気づいたお姉さん,さっと弟の傘を取り,手際よく骨に布をかけ,直してあげました。さすが,お姉さんです。日頃,姉弟で,言いあったりすることも多いのでしょうが,でも,やっぱり弟に優しいんです。あっという間の出来事でしたが,だからこそとても印象深く,心に残った出来事でした。
またある日のことです。朝の登校時間,交差点で交通指導をしていると,向こうから,不思議な格好で,中学年の男の子が歩いてきました。どこが不思議かと言うと,ランドセルを2つ,からっているんです。どうやってからっていたかというと,後ろに一つ,前にも一つです。一見,まるでロボットが歩いているかのような滑稽な姿です。
「どうして,ランドセルが2つもあるの?」と,聞きました。すると,「昨日,休んだ友だちが,絵の具を忘れて家に取りに戻ったから,その子のランドセルも持っている。」とのこと。自分のランドセルだけでも重いのに,友だちのランドセルまで持ってあげて,何て優しい子どもでしょう。そうしているうちに,友だちが絵の具をもって,走って家から戻ってきました。そして,おなか側にからったランドセルを友だちに返し,ニコニコと2人で仲良く歩いて学校へ向かっていきました。2つもランドセルをもって歩くのは危険なことかもしれません。でも,ロボットのような滑稽な姿が,とても愛おしく思え,微笑んでしまいました。
他にも,1年生や2年生の弟や妹の歩調に合わせ,手をつないだり,振り返り振り返り弟や妹がついてきていることを確認しながら,登校する子どもたちがたくさんいます。きっと「しっかりお願いね。」と,お父さんやお母さんからも言われているのでしょう。その役割,責任をもって果たしています。ほめてあげて下さいね。
雨に入りました。今年の梅雨入りは,記録的早さだそうです。それを喜ぶかのように,学校のあじさいが花を咲かせ始めました。1年生が植えたあさがおが,2年生が植えたミニトマトが,3年生が植えたヒマワリが,すくすくと育っています。もちろん,雨の日でも水やりを忘れません。子どもたちの心も,あさがおやミニトマトやヒマワリに負けないくらいすくすくと育ち,アジサイに負けないくらい大きな花を咲かせてくれることでしょう。
【今日見つけた,「ひらのっこ」のよさ】
1 弟や妹を,しっかり守ってあげることができる。
2 友だちと助け合うことができる。
3 お父さんやお母さんの願いに応えようと,頑張ることができる。