学校日記

学校における熱中症対策を踏まえたマスク着用の対応について

公開日
2021/06/08
更新日
2021/06/08

お知らせ

 保護者の皆様におかれましては、日頃より本市の教育活動に御理解と御協力をいただきありがとうございます。
 5月27日に「今年の2月、大阪府高槻市の児童が持久走練習後に死亡していた」という報道がなされました。保護者の皆様には、新型コロナウイルス感染症の感染予防としてのマスク着用と、熱中症対策下でのマスク着用について御不安を感じている方もいらっしゃるかと思います。
 つきましては、各学校で、お子様の健康と安全に配慮し、以下の内容について指導の徹底を図るようにしています。御理解をいただき、家庭でもお子様に、お伝えいただきますようお願いいたします。
           
1 学校において、マスクの着用に関して児童生徒に指導する内容
(1)十分な身体的距離(おおむね2m)が確保できる場合はマスクの着用は必要ありません。
(2)気温・湿度や暑さ指数が高い場面では、熱中症などの健康被害が懸念されるため、適宜染症対策を講じた上でマスクを外してよいこととします。
(3)児童生徒等本人が暑さで息苦しいと感じたときなど、マスクを外したり、一時的に片耳だけかけて呼吸したりするなど、自分の判断でも適切に対応できるよう指導します。
※ 自分で判断が難しい小学校低学年等については、適宜教職員が声かけを行い促します。
※ 登下校時や通常の学校生活の場面においても同様とします。
(4)体育の授業においてはマスクの着用は必要ありません。ただし十分な身体的距離がとれない状況で、十分な呼吸ができなくなるリスクや熱中症になるリスクがない場合には
マスクを着用するように指導します。
※ 文部科学省「学校の新しい生活様式」(2021.4.28 Ver.6)より抜粋〔P46〕


2 学校において児童生徒に指導する際の留意事項
(1)マスクを着用することによる感染リスクの軽減があること、反対に熱中症リスクの増加があること等について丁寧に伝え理解できるように指導します。
(2)児童生徒への指導が必要な場面においては、児童生徒の心身の状況を十分に考慮し、教職員による一方的な判断による指導にならないように配慮します。

3 御家庭において保護者の皆様に御協力をいただきたいこと
 上記1(3)に記載してあるように、体調・健康管理については学校でも十分行いますが、暑さや息苦しさの感じ方は個人差があるとともに、本人にしか分からないこともあるため、学校では一律の判断・指導を行うことは困難です。小学校の体育科学習の目標にもあるように、自分の健康について課題(困ったこと)があると判断する力、他者に伝える力を育成することができるように指導していきますので、御家庭でも御指導をお願いいたします。