ソーシャルスキルトレーニング(SST)
- 公開日
- 2021/06/09
- 更新日
- 2021/06/09
授業&生活の様子
本校では、スキルタイムの時間帯を活用して、毎月1回ソーシャルスキルトレーニング
(SST)を実施しています。SSTとは、日常場面での他者との望ましい関わり方について学ぶ学習です。
6月は「温かいメッセージを伝えよう。」というテーマで、言われた人がうれしくなったり元気が出たりする言葉かけについて学びました。
高学年は、体育の学習(リレー)でうまくバトンパスができなかった仲間にどんな声をかけるか、という場面を想定しました。まず個人で考えます。その際、温かいメッセージと冷たいメッセージの両面から具体的な言葉を考えます。あえて冷たいメッセージを考えることで、「自分が言われたら嫌だな。」という気持ちをふくらませます。このことにより、言われた相手の気持ちを考えることの大切さを学んでいきます。その上で、考えた言葉をペアや全体で交流し、メッセージを受け取った時の気持ちをみんなで考えます。この学習を通して、冷たいメッセージを受け取った人が悲しい気持ちや嫌な気持ちになること、温かいメッセージを受け取った人が元気になって、前向きな気持ちになることを改めて実感し、相手のことを考えた望ましい言葉かけの大切さを学ぶことができました。
このように、具体的な場面を想定し、比較を通して学びを深め、日常での実際の友達との関わり方に生かしていくことをめざしています。