学びの架け橋プロジェクト
- 公開日
- 2025/09/29
- 更新日
- 2025/09/29
校長のつぶやき
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大野城市内の小学校で、「学びの架け橋プロジェクト」と称し、若い先生が他校の先輩の学級に1日授業を参観させてもらい、学習指導法や学級経営を学ぶプロジェクトが行われています。本校では6年4組の小林先生が学級を公開し、若い先生方に学習指導や学級経営について学んでいただきました。
小林先生は子どもとの距離の取り方がとてもお上手で、子どもの心に寄り添った生徒指導や学習指導ができる先生です。私も算数の学習を参観させていただきましたが、子どもたちがさまざまな方法で考える手段を自己決定し、自分の意見を近くの友達と仲良く交流していました。複雑な形の立体の体積を求める問題でしたが、ノートに式を書いて一人じっくり考える子、タブレットを使って友達の意見を参考にしながら考える子、先生手づくりの立体を手にし、グループで実際に見て思考を深める子、様々なスタイルで学びを深める姿がありました。これからは多様性の時代です。通り一遍な教師主導の授業ではなく、子どもが多様な考えや思考方法を自己選択し、他者と協働して学びを深めていくことが大切です。今本校はそのようなことを念頭に授業づくりを進めています。小林先生は家庭科の授業も進んで公開してくださいました。家庭科の授業を上手に指導できるのは小林先生の強みです。二人の若い先生方に一日中参観されて、小林先生はさぞやお疲れだったでしょうに、小林先生がなにより笑顔で子どもたちと学習をしておられる姿が印象的でした。教師が授業を楽しまないと、子どもが楽しいわけはありませんから。そんな小林先生の学級経営の良さも若い先生方に学んでいただけたのではないかと思います。小林先生本当にお疲れさまでした。