校長発信「大好き!下大利小」 NO161
- 公開日
- 2020/12/15
- 更新日
- 2020/12/15
お知らせ
「尽己竢成」
13日、柔道男子66キロ級の東京五輪代表決定戦が東京・講道館で
行われました。阿部一二三選手と丸山城志郎選手のワンマッチです。
2人は、過去7度対戦し、6度が延長戦に入っています。最初は、阿部
選手が世界選手権を2連覇し、すんなり代表になると思われましたが、
丸山選手が逆転し、昨年の世界選手権を制しました。丸山選手に決まるか
と思われた7度目の対戦で今度は阿部選手が奮起し、今日に至りました。
4分間の試合では、決着がつかず、延長でも20分、計24分間の死闘を
繰り広げました。意地と意地のぶつかり合い、どちらが勝ってもおかしく
ない名勝負でした。よかったのは、指導3回取られての反則負けではな
く、技による決着で決まったことです。阿部選手の大内刈りが技ありで
優勢勝ちとなりました。
2人は、共にリスペクトし合い、自分を強くしてくれる存在、自分を
成長させてくれる存在と認め合っています。この2人には講道館の創始者
で柔道の父と呼ばれた嘉納治五郎先生の言葉がピッタリです。
「尽己竢成」(おのれをつくしてなるをまつ)
自分の全精力を尽くして努力した上で成功・成就を期待すべきである。
力を尽くしていないのに失敗を運のせいにしてはいけない。また、失敗し
た不運を嘆いて努力を止めてはならない。さらに、勤勉と辛抱を怠らず、
成就を待て。成功者は、努力の限りを尽くした結果、自身の運命を拓き
得たのである。
P.S. 明日から2日間、修学旅行で校長通信をお休みします。
寒さに負けずに元気に行ってきます。