【校長だより】安心して通える学級・学校をめざして
- 公開日
- 2021/05/13
- 更新日
- 2021/05/13
学習活動
今日の1校時に、全学級でそれぞれ発達段階に応じて、新型コロナウイルス感染症を正しく理解すると共に、偏見や差別をなくしていくための学習を改めて行いました。
まずひとつに、新型コロナウイルスを広げない方法を再度確認しました。石けんでこまめに手を洗うこと、人と距離をとること、マスクを外して話さないこと、こまめに換気をすることなど、今も取り組んでいることですが、再度徹底していこうと指導しています。
ふたつに、もし自分が感染し、治療を終えて学校に行けるようになった時に、どんなことを不安に思うか、また、そんな時に周りにどんなふうに接してほしいかを考えさせました。いつ誰がかかってもおかしくない状況の中、自分事として考えてほしいと、このような学習を仕組みました。
子どもたちは、「友達から避けられたらどうしよう」「仲間はずれにされるのではないか」などと、素直に想像し、不安な気持ちを言葉にすることができました。さらに、周りからどう接してほしいかという問いに、「今まで通り普通に接してほしい」「あれこれ聞かずにそっとしておいてほしい」「『しばらくお休みで心配したよ』など優しい言葉はかけてほしい」など、具体的に考えることもできました。一人一人真剣に考え、また、友達や担任の話を聞いて考えを深めることもできたようです。
さらに、鹿児島県きいれ浜田クリニック院長 濱田努医師作成(福島中央テレビ制作)の「だろうじゃなくてかもしれない〜新型コロナウイルスのお話〜」という動画を視聴した学級もありました。小学生の子どもたち向けの分かりやすい動画でした。
保護者の方にも、ぜひご家庭でもこの学習について話題にしていただき、思いやりの心を育む良い機会にしていただけたらと思います。