【9月1日】2学期のスタートにあたり…
- 公開日
- 2025/09/01
- 更新日
- 2025/09/01
校長のひとりごと
2学期始業式の私の話です。
皆さん、おはようございます。まずは、皆さんが今日、元気に登校してくれていることを、うれしく思います。どんな夏休みだったでしょうか? 充実したものになりましたか?
いよいよ、もっとも長い2学期がはじまります。明日は「テスト」、そして、4日からは「1年生の自然教室」、7日からは「2年生の修学旅行」と行事が続きます。来月は、「文化発表会」もありますし、3年生はいよいよ「進路決定・実現」の時期にもなります。
さて、皆さんの2学期の目標は何でしょうか? 1学期終業式で、目標の「非達成」「未達成」についての話をしました。今日は、そのことにも関連した話をします。
元卓球日本代表選手、元日本代表監督、さらには実業家の「児玉 圭司」さんという方がおられます。その方がこんなことを言っておられます。
人がそれぞれ持つ夢に、「小さい・大きい」も「尊い・尊くない」もありません。大事なのは夢を持って、努力し続けることです。この「夢・目標」から「現実」を引けば、自分が取り組むべき「努力目標」が分かります。
夢(目標) - 現実 = 努力目標
スポーツであれば、夢が「県大会優勝」、現実(現状)は「筑前地区ベスト16」であれば、努力目標はその「差」の部分です。その差を埋めるために必要な実力をつける(必要な練習をすること)ことが、努力目標になります。この目の前にある「努力目標」に全力で取り組む。決してあきらめることなく続けることが、夢や最終目標に到達するための最善の道となります。
そもそも、人間の能力に大きな差はなく、差があるのは「やる気」と「やる時間」です。やる気のある人は、どんなに厳しい練習や仕事でも、自分の将来のためになるという思いが強いので、それが楽しくてたまらないものです。楽しければ、どんどんやる時間が増えて成長するので、それがまた「やる気」につながるという好循環が生まれます。
しかも、人が成長するということは、自分のためだけでなく、周りの人のためになります。たとえば、スポーツであれば、チーム全体が強くなることに繋がるし、仕事であれば、組織全体の業績アップや結果がよくなるなどに繋がります。その結果、個人としても周りの人から認められ、明るく楽しい未来がやってくることになります。
即ち、夢(目標)を叶えられるかどうかは、「やる気」と「やる時間」である。
と、児玉さんは仰っています。皆さんには、今一度、2学期の目標と今の自分の差を考え、努力目標を決める。そして「やる気」と「やる時間」を高め、その目標が達成できるような2学期にしてほしいと思います! しかし、やる気を起こすためにもまずは、「どうせ、自分なんか…」ではなく、「人間には無限の可能性がある。だから、私はやればできる!きっとできる!必ずできる!」という心持ちでいることが大事です。ぜひ、どんどんチャレンジして、成長していってくれることを望みます。これから、皆さんの輝く姿をたくさん見られることを期待し、2学期始業式の話とします。
3学期制の中では最も長い2学期のスタートです。子どもたちが安心・安全に、そしていきいきと自分らしく輝き成長する2学期となるよう、職員一丸となって支援し、頑張ります。保護者の皆様、地域の皆様、そして関係のすべての皆様、ぜひ、子どもたちの笑顔と未来のために、ご理解とご協力をよろしくお願いいたしますm(_ _)m
(ひとりごと 第1066号)