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【10月17日】心震えた…

公開日
2025/10/17
更新日
2025/10/17

校長のひとりごと

 昨日は自宅で少しだけトレーニングをしました(^^) 続けなきゃな…。無理せず頑張りたいという気持ちです…。

 さて、今日は大野東中第55回文化発表会でした。感動しました。やっぱり、子どもたちは凄い!素晴らしい!最高の子どもたちです!

 1年生は、明るく元気な合唱。2年生は声も落ち着いてきての強弱や表現にもこだわった合唱。そして、3年生は詩の意味を考え伝えようとする表現力に優れた「さすが3年生!」という合唱でした。圧巻はやはり3年生の学年合唱の「ふるさと」(※写真)。歌う前に生徒会長の竹之内凜さんのメッセージ。


 私たち3年生は、学年合唱で「ふるさと」を歌います。初めて全クラスがそろって歌った日、人数が多いからこそ、声がずれたり、音程がつられたり、思うように歌えず、心が一つになっていないことを痛感しました。「本当に本番で歌えるだろうか」、そんな不安が胸をよぎりました。それでも、授業や練習を重ねるたびに、少しずつ私たちの声が重なり、響き合い、やがて一つの音楽になっていくのを感じました。聞こえてくる仲間の歌声に、ときに寄り添い、ときに主張を繰り返して、この「ふるさと」という曲に自分たちの姿を重ねてきました。

 この曲には、男性パート・女性パートそれぞれが主旋律となる場面があります。互いに支え合い、引き立て合いながら紡ぐハーモニーは、まるで私たち3年生そのものです。私たち3年生にとって、全クラスが一つの曲を歌うのはこれが初めてであるとともに、1・2年生の前で歌う最後の機会でもあります。この合唱には、仲間とともに合唱を創り上げる喜び、後輩たちに託したい想い、そして私たちの三年間の歩みが込められています。聴いてくださる皆さんの心に、私たちの「ふるさと」が届きますように。精一杯心を込めて歌います。


 竹之内さんの強く凛としたその言葉に、心が震えました。そして始まった、松山菜々夏さんの心のこもった表現力豊かな伴奏、見ている人を惹きつける安部武浩さんの指揮で、3年生がひとつになった「ふるさと」…。その迫力と素晴らしいハーモニーに鳥肌が立ちました。目頭が熱くなりました。本当に素敵な学年合唱でした。

 もちろん、午後からのステージ発表も素晴らしかった。吹奏楽部の演奏は先日の東コミでの演奏を越える伸び伸びとした演奏であったし、下村遥花さん、梶原菜々香さんの堂々とした「英語スピーチ」、荒牧侑那さんと池田龍之介さんの防災・減災について考えさせられた「被災地派遣研修発表」、江﨑正晴さんの障がいに対する差別や偏見について考える「弁論発表」…、皆さんの努力が感じられる素晴らしい発表でした。

 また、こんな場面も…。クラス合唱のとき、担任の先生や学年の先生が笑顔で声かけをしたり、ハイタッチをして送り出す場面がたくさんあり、こちらまで心があたたかくなりました。さらに、体育館の床に傷がつかないようにシート敷いているのですが、シートがずれないように留めていたシールを私が少しだけはがしていると「校長先生、僕がしますよ!」と言って、走って手伝ってくれる子もいました。

 何だか、あたたかくて優しくて素敵な子ばかりだなぁと改めて感じる一日でした。子どもたちには、今回の取組や頑張り、学んだことを今後の糧にして、さらにすくすくと成長してほしいと願うばかりです。

 子どもたちに感謝です。素晴らしい感動をありがとうございました!


■保護者の皆様、学校運営協議会委員の皆様、お忙しい中、ご来校いただき、誠にありがとうございました。皆様に支え、見守っていいただいているおかげで今があります。今後とも、ご理解とご協力を引き続きよろしくお願いいたします。


(ひとりごと第1095号)