【2月18日】一緒に…
- 公開日
- 2026/02/18
- 更新日
- 2026/02/18
校長のひとりごと
昨日は、何度も「りくりゅう」ペアの演技とインタビューを観ながら、何度も胸が熱くなった私です。今朝の読売新聞のコラム『編集手帳』にもそのことが載っていました。
♪ずっとそばにいて…歌詞はもちろん英語だが、こう歌う米音楽『スタンド・バイ・ミー』は日本でもよく知られている。よく混同されるのは、同じように友愛を歌う『サイド・バイ・サイド』だろう。題は直訳すれば、「並んで」もしくは「一緒に」。1927年に書かれた楽曲で、苦難や苦しみに遭うかもしれないけど、荷物を分け持って一緒に進んでいくんだ…などと歌っている。
フィギュアスケートのペアにも「サイドバイサイド」と呼ばれる重要な技がある。並んで、一緒に、息を合わせて同じジャンプやスピンを披露する。苦難や悲しみの乗り越え方も、ぴったり息を合わせたのだろう。冬季五輪で三浦璃来、木原龍一ペアが前日の失敗からの大逆転で、金のメダルをつかみ取った。悔やんで「泣いてばかりいた龍一君」を、璃来さんは「積み重ねてきたものがあるんだから」と励まし続けたという。ふたりはともに腰を落として滑るタイプで、足さばきがもともと似ていた。ペアを組んで7年、その旅には互いのケガや不調もまとわりつきながら、出会いの神様がそっと手を貸していたのかもしれない。
フィギュアスケートについて詳しいことはまったくわからない私が、昨日の二人の演技を観ながら涙が溢れてきました。ふたりの魂のこもった滑りに感動したのです。そして何よりふたりの息の合った滑りに彼らの心を感じたのです。以前、木原選手とペアを組んだことのある昨日の解説をされていた高橋成美さんは「シンクロ(同調)率」の凄さを述べていらっしゃいました。ど素人の私ですら、ふたりのジャンプやステップなどの動きの一つ一つがぴったりと合わさっている姿に心打たれました。二人が様々なインタビューで答えていらっしゃいました。
「積み上げてきたものがあるから大丈夫!と言い聞かせました」
「今日はお互いのために滑ろうと思いました」
「巡り合えたのは奇跡。すべての人に感謝しています」
「今回のことで、どんなことがあっても、あきらめないという気持ちを持ち続けることが大切だと感じました」…
彼らの絆の強さ、信頼関係の深さ、何より努力に裏打ちされた実力、そして「諦めない気持ち」の大切さを今回の二人から改めて学ばせていただきました。
誰しも常に順風満帆とはいきません。紆余曲折、様々なことがあります。挫折や困難に打ちひしがれることもあります。それでもなお、前を向き、努力し続けること。そして、私たちは決してひとりではないこと。必ず、支え、励まし、応援してくれる人が周りにいることを忘れてはならないと思います。そして、いただいた命を精一杯につかって、自分の人生を輝かせていくことが大切なのだと思います。
「りくりゅう大逆転での金メダル獲得」に、どれだけの人が勇気と元気をもらったことか。日本中のたくさんの感動のコメントを読ませてもらいながら、「頑張ることの素晴らしさ」を改めて感じつつ、私ももう少し頑張らなければと思いました。
ちなみに今朝も、女子フィギュアに出場している日本人三選手のショートプログラムをドキドキしながら観つつ、明日のフリーでの更なる素晴らしい演技を願っている私でした。
(ひとりごと第1168号)