【6月30日】感性を磨く
- 公開日
- 2023/06/30
- 更新日
- 2023/06/30
校長のひとりごと
県内各地で大雨警報などが発令され、今後の大雨の状況が非常に心配されるところです。大野城市においても先ほど「洪水警報」が発令されました。そのため市内一斉に14時をめどに下校することとなりました。明日午前中くらいまでは大雨の心配がありますので、各ご家庭においても、大雨の情報等に注意され、ご対応いただきますようにお願いいたします。
なお、明日の筑紫区中体連大会については、警報が発令されたことにより大会会場が避難所となったところもあり、また天候が予断を許さない状況であるため、「全競技延期」となりました。7月2日(日)の大会実施の有無については、改めて各部顧問、またメール等でお知らせいたします。どうぞ、よろしくお願いいたします。
さて、昨日のひとりごとは「感性」についてでした。感性豊かな子って、とても気配りができたりするんです。私が担任していた、どちらかというとおとなしく誰にでも優しいAちゃん…。
ある日の放課後、私が教室の棚を何気なく見ると、中に入っていた子どもたちのファイルがどれも、出席番号順にきれいに並んでいました。教室に残っていた数人に
「ファイルがきれいに並んでいて気持ちがいいね」
と私が言うと、彼女たちがこういうのです。
「うちの棚はいつもきれいですよ!だってAちゃんが、いつもきれいに並べて帰ってくれてるんですよ」
私はびっくりしました。それに気づかなかった自分が恥ずかしくなりました。自分の気づく目、気づく感性の鈍さを反省しました。次の日の朝の会で、みんなにそのことを紹介しました。照れくさそうにしていたAちゃんですが、終わって「先生、褒めてくださってありがとうございました!少しでもみんなの役に立てるよう頑張ります!」と笑顔で言ってくれました。その後、私のクラスでは帰りに自主的に机を並べて帰ってくれたり、進んで仕事を引き受けたりする子がどんどん増えていきました。Aちゃんのおかげでした。
Aちゃんは褒めてもらおうと思ってしたわけではないと思います。小さなことにも気づく感性をもっていたのだと思います。だからクラスのみんなが口々に「Aちゃん、めちゃめちゃ優しくて、気遣いがすごくて…大好き!」と言っていたのだと思います。
相手の心を察する感性、小さなことにも気づく感性…そんな感性を私ももたなければと日々反省する私です。