学校日記

【7月13日】貢献

公開日
2020/07/13
更新日
2020/07/13

つぶやき

 京セラ創業者の稲盛和夫さんの著書「考え方」の中に次のようなことが書かれています。

『貢献』
人の行いの中で最も尊いものは、人のために何かをしてあげるという行為です。
人はふつう、まず自分のことを第一に考えがちですが、実は誰でも人の役に立ち、喜ばれることを、最高の幸せとする心を持っています。
人間の本性とはそれほど美しいものです。

 稲盛さんが大切にしている言葉の中に「利他の心」というものがあります。「世のため人のため」という気持ちです。「利他の心」を持って行動することで、必ずいつかは自分に返ってくる。稲盛さんは、常に感謝の気持ちを忘れず、利他の心を持ち続けたからこそ会社は大きくなり、今があると言っています。
 自分の行動によって、誰かが喜んでくれる、誰かに感謝してもらえる。それは、純粋に嬉しいことです。それは最高の幸せです。「貢献」という言葉は大きく重たく感じる人もいるかもしれませんが、「誰かのために」という気持ちは、稲盛さんが言うように誰しもがもっているものだと私も思います。
 今回の豪雨による被災地の様子が毎日テレビで流れます。そこには、ボランティアの方々が汗まみれ、泥まみれになって作業をされている姿が映し出されます。インタビューされるボランティアの方は、「何かしてあげたいと思った」「何かできることをしなければと思った」と語られています。そして被災された方は、その様子を見ながら涙を流して感謝をされている。ボランティアの方々の姿、これこそ「貢献」の姿です。苦しいときでも「善い行い」は繋がり、勇気を与え、希望を与えるのです。
 私ももっと「貢献」できる人でありたい・・・そう思います。