今日で１学期が終了しました。全校生徒を体育館に集めての終業式ができないために、放送での終業式となりました。
　新型コロナウィルスの影響で、入学式もなく４月２５日・２６日の入学手続きに始まり、５月１９日からの分散登校、５月２５日の始業式、６月１日からの通常授業となりました。３月からの休校で、スムーズなスタートとはならず、子ども達もそして保護者の皆様も大変不安で、もどかしい日々を過ごされたことだろうと思います。そして、私たち教職員も本当にどうにもならない状況に戸惑い、今まで味わったことのない大きなストレス感じました。とにかくできることを！と、電話連絡や家庭訪問をして、少しでも繋がっていこうとしました。そして、子ども達の元気な声を聞き、明るい笑顔を見たとき「やっぱり学校には子ども達がいなきゃ！」ということを痛感したのでした。もちろん、子ども達が登校できるようになってからも、体育祭の中止、中体連大会やコンクールの中止、様々な行事の中止や活動の制限などがあり、思うようにいかないこともたくさんあります。しかし、そんな状況だからこそ、「当たり前の大切さ」「当たり前の幸せ」「命の大切さ」等に改めて気付くことができました。まだまだ「コロナ禍」の状況は続いています。いつまで続くかもわかりません。ですが、「いま、何ができるか？」「何をしなければならないか？」をこれからも考え、子ども達の笑顔と未来のために、御陵中学校教職員一丸となって頑張っていきたいと思っています。
　子ども達は、この１学期、本当によく頑張ってくれました。特に３年生の頑張りには感心させられました。日頃の挨拶、授業への取組方、掃除、そして部活動においても最高学年らしく後輩達の模範となってくれました。たくさんの悔しい涙を乗り越え、明るく前向きに取り組む３年生の姿は本当に立派です。もちろん、２年生の大きな成長も忘れてはいけません。そして１年生もだんだんと中学校生活にも慣れ、日頃の様々な活動を頑張ってくれています。
　明日から１１日間という短い夏休みですが、子ども達にはご家族の方とゆっくりと過ごす中でこれまでの疲れをとりつつ、学習に取り組んだり、家庭でのお手伝い等したりしながら有意義な時間にしてほしいと思います。何より、子ども達が健康で安全に過ごせるようご家庭での見守りをお願いします。
　これまでの保護者の皆様、そして、地域の皆様のご支援とご協力に心より感謝いたします。８月１９日から始まる２学期からも、どうぞよろしくお願いいたします。