学校日記

【8月20日】一隅を照らす

公開日
2020/08/20
更新日
2020/08/20

Kのつぶやき

 「一隅(いちぐう)を照らす、これ則ち(すなわち)国宝なり」という言葉があります。聞かれたことのある方も多いと思いますが、これは天台宗の開祖である最澄の言葉です。
 「自分の置かれた場所で精一杯の努力をする人こそ、何物にも代えがたい大事な国の宝である」という意味です。一人一人がそれぞれの持ち場で全力を発揮することによって、自分が照らされ、周囲が照らされ、社会全体が明るく照らされていく。自分のことばかりでなく、人の幸せ、人類みんなの幸せを求めていくことが大切である。「人の心の痛みがわかる人」「人の喜びを共に喜べる人」「人に対して優しさや思いやりをもてる人」こそ国の大切な宝だと最澄は言っています。
 コロナ禍の中、自分の役割を全力で果たし人々に勇気と元気を与えている方がいます。命がけで「命」を守ってくださっている方がいます。私たちの生活を寝る間を惜しんで支えてくださっている方がいます。学校では先生方が、子ども達のために自分の役割をしっかりと果たし、時間を惜しまず様々な配慮をしてくださっています。保護者の方が様々なところでサポートをしてくださっています。たくさんの方々が、一隅を照らしてくださっているおかげで、私たちは幸せな生活を送ることができるのです。
 まだまだ未熟者の私は、こういう言葉をかみしめ、この「ひとりごと」をつくりながら、いつも自分を振りかえることを忘れないようにしないといけないと思っています。たくさんの方々の「おかげさま」です。皆様、いつもありがとうございます。