学校日記

【9月2日】危機感をもって

公開日
2020/09/02
更新日
2020/09/03

Kのつぶやき

 台風9号の接近により、午後から臨時休校となりました。これから台風の影響が少しずつ出てくるかとは思いますが、少しでも影響なく被害なくと願っています。子ども達には、自宅で有意義な時間を過ごしてくれたらと思います。9号以上に心配なのが、台風10号です。日本の南の海上を進み、6日〜7日にかけて奄美から西日本にかけて接近、上陸する恐れがあるとのこと。中心気圧930hPa(ヘクトパスカル)以下、最大風速50m(時速180km)以上の特別警報級に発達する可能性があるとも言っています。本当に心配です・・・。

 ところで私たちは、「台風」は大雨や強風によって大きな被害をもたらす恐ろしいものということはわかっています。しかし、「熱帯低気圧がこのあと台風となり・・・」などと天気予報等で聞きながらも意外と知らないことが多いです。
 もともと「台風」とは、熱帯の海上で発生した低気圧(熱帯低気圧)のうち、最大風速(10分間平均)が17.2m/s(秒速17.2m時速61km)以上となったものです。国際的な取り決めによって、最大風速(1分間平均)が33m/s(時速では約120km)以上のものを「タイフーン」と呼び、最大風速がおよそ17m/s以上25m/s未満のものは、「トロピカル・ストーム」、最大風速がおよそ25m/s以上33m/s未満のものは、「シビア・トロピカル・ストーム」と呼ぶそうです。熱帯低気圧は世界の色々なところで生まれています。これらはどこに存在するかによって名前が変わり、例えば、強い勢力(最大風速33m/s以上)をもった「台風」が東経180度より東に進んだ場合は「ハリケーン」と呼ばれるそうです。
 ちなみに、日本の観測史上最強の台風は1961年9月の「第二室戸台風」だそうです。室戸岬に上陸し、主に近畿地方に大きな被害を出した台風とのこと。その中心気圧は918hPa、最大瞬間風速はなんと「84.5m/s(時速300km)以上」、風が強すぎて観測機器が壊れてそれ以上測れなかったとのことです。風速40mを超えると大木や電柱なども折れることもあるような風の強さですから、その倍以上の強い風は想像もつかないくらいにすごいものだったと思います。
 くれぐれも台風による被害等がないように、または少しでも減らせるように、私たちはできる限りの備えをしておくことが必要だと思います。「予想もしなかった」「まさか」と思うことが、様々なところで起きている現在、私たちは常に危機感を持ちながら過ごすことも重要なことです。何より「命」を守るための準備、「命」を守るための行動を常に心がけておくことが大切だと思います。