学校日記

【9月4日】慢心は人間の最大の敵

公開日
2020/09/04
更新日
2020/09/04

Kのつぶやき

 台風10号の接近によって、来週月曜日が休校となりました。予報で言っていた通り、台風10号は現在、中心気圧925hPa、最大風速50m、最大瞬間風速70mというとんでもない数字となっています。昨日もニュース等で「金曜日までに十分な備えを!」としきりに言っていました。今日は、「備え」のための品が売り切れになっているお店もあるようです。それぞれの家庭で、できる限りの備えをしてほしいと思います。何より、被害が少しでも最小となるように、心から願います。

「慢心は人間の最大の敵」
という言葉があります。イギリスの劇作家、ウィリアム・シェイクスピア(1564年4月26日〜1616年4月23日)の言葉です。「慢心」とは驕り(おごり)高ぶること、またはその気持ちのことです。要するに「自分はすごいとか私は偉いとかと調子に乗っていると、失敗に陥(おちい)ったり、物事が見えなくなったりする」というような意味です。これだけ想像を超えるような自然災害が続いている中で、「台風くらい大丈夫だろう」と思っている人はいないだろうと思いますが・・・。以前にも言いましたが、「自然の猛威」の前では、人間はちっぽけです。そして、今までの経験だけでは想像もつかなかった「まさか」と思うようなことが実際に幾度となく起きています。やはり「もしかすると」と想像力を働かせ、最悪のことも考え、しっかりと準備することが必要なのだと思います。
 それは、今回の台風接近に限ったことではありません。やはり、人が人として伸びていくときにも「謙虚さ」や「素直さ」はとても大切です。「自負(じふ:自分の才能・知識・業績などに自信と誇りを持つこと)」ももちろん大切なことですが、利己的な「驕り(おごり:いい気になること、思い上がり)」で失敗する人はたくさんいます。自分自身を振り返り、謙虚な気持ちで努力を続けることはとても大切なことだと思います。