【9月17日】社会人基礎力
- 公開日
- 2020/09/17
- 更新日
- 2020/09/17
Kのつぶやき
今日の「校長のひとりごと」は、昨日の内容に関連するものです・・・
職場や地域社会などで仕事をしていく上で重要な基礎的能力を「社会人基礎力」というそうです。これは、「前に踏み出す力(アクション)」「考え抜く力(シンキング)」「チームで働く力(チームワーク)」の3つの能力と下の12の能力要素で構成されています。
1 前に踏み出す力(アクション)
一歩前に踏み出し、失敗しようとも粘り強く取り組む(やり抜く)力です。仕事をしていく上では答えは一つではありません。試行錯誤しながらよりよいもの「最適解」を見つけていく力が必要となります。その能力要素は3つです。
【主体性】物事に進んで取り組む力
【働きかける力】他人に働きかけ巻き込む力
【実行力】目的を設定し確実に実行する力
2 考え抜く力(シンキング)
物事に疑問を持ち、考え抜く力です。常に課題意識を持ち、見つけた課題を解決していくためにしっかりと考え抜く力が必要となります。その能力要素は3つです。
【課題発見力】現状分析を行い、目的や課題を明らかにする力
【計画力】課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力
【想像力】新しい価値を生み出す力
3 チームで働く力(チームワーク)
多様な人々とともに、目標に向けて協力する力です。大きな仕事、様々な仕事を最後までやり遂げるには、たくさんの人と協力し合っていかなければなりません。そのために、自分の意見を伝えることも大切であるし、他の人の意見も取り入れながら進めていくことが大切です。その能力要素は6つです。
【発信力】自分の意見をわかりやすく伝える力
【傾聴力】相手の意見を丁寧に聴く力
【柔軟性】意見の違いや立場の違いを理解する力
【情況把握力】自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力
【規律性】社会のルールや人との約束を守る力
【ストレスコントロール力】ストレスの発生源に対応する力
刻々と変化し続ける社会、そして「人生100年時代」において、今までの培った知識を見直し組み合わせ、新たな価値を生み出したり創造したりできる人材が世界中で求められています。ただ単に勉強ができればいいというものではなく、「社会性」や「社会人基礎力」をもった人材が求められているということです。
子ども達にもぜひ、3つの能力と12の能力要素を見ながら、将来活躍できる社会人となるべく、自分自身を振り返ってみてほしいと思います。そして、そういう力をさらに高めるためにも、日々の小さな積み重ねを大切にし、様々なことにチャレンジし続けてほしいと思います。