【9月24日】「自分」を見つめる
- 公開日
- 2020/09/24
- 更新日
- 2020/09/24
Kのつぶやき
本日9月24日付の西日本新聞に高校生3年生の書いた文章が載っていました。
『自らを見つめ夢が生まれた』
卒業式の縮小、入学式中止、体育大会延期・中止、修学旅行中止、前期・後期オンライン授業・・・。この数ヶ月でどれほど楽しみ、思い出が奪われただろうか。「3年生になったら最高の思い出をつくろう」と楽しみにしていた1年前。「来年は絶対優勝しよう」と意気込んだ1年前。誰かのせいでというわけではなく、ウイルスという、どこにも怒りや悲しみをぶつけられないことが悔しく、もどかしい。しかし、コロナ禍の中で良かったと思える点が一つある。それは「自分」について深く考え直す時間ができたことだ。以前の私は将来の夢もなく、適当に就職し、生活できれば良いと考えていた。だが、この数カ月で行きたい大学ができ、教師になるという将来の夢までもつことができた。この先コロナ禍以上の困難な事、理不尽な世界が待ち受けていると思う。それでも私は困難を通過点とし、理不尽をアドバイスだと考え、いばらの道を突き進んでいきたい。
今年は、今まで当たり前であったことが当たり前ではないことを身にしみて感じることとなりました。そして、この高校生が書いているように「自分」についても深く考える時間になったのではないかと思います。それまでは、もしかすると「何気なく過ごす」「何となく一日が終わる」だった人もいるかもしれません。そんな中、新型コロナウィルス感染拡大に伴い、様々なことが延期・中止。制限と制約の毎日・・・。もどかしく苦しい中で、改めて当たり前のありがたさ、人間の素晴らしさ、命の尊さ、前向きに頑張ることの大切さなどにも気付くことができました。
この高校生は、しっかりと「自分」を見つめ、夢を見つけ、たとえこれから先もっと苦しいことが待ち受けていようともそのことをプラスと捉え、よりよい人生を生き抜いていこうとしている。本当に素晴らしいと思いました。それとこの文章を読んで嬉しかったことは、見つけた夢が私と同じ「教師」であったことです。ぜひ、夢を叶えてほしいと思います。同時に、私もこれからのどんな困難も前向きに捉え、この子たちに負けないよう頑張っていきたいと強く思ったのでした。