【9月30日】いのちのバトン
- 公開日
- 2020/09/30
- 更新日
- 2020/09/30
Kのつぶやき
9月も今日で終わります。本当にあっという間に一日が過ぎていきます。今年もあと3ヶ月で終わるのかと思うと、もっと一日一日を大切にしなければと思います。
皆さんもよくご存じの相田みつをさんの「にんげんだもの」の中に、次のような詩があります。
『自分の番 いのちのバトン』
父と母で二人 父と母の両親で四人 そのまた両親で八人
こうして数えてゆくと 十代前で、千二百四人
二十代前では・・・? なんと、百万人を超すんです
過去無量のいのちのバトンを受けついで
いま、ここに自分の番を生きている
それがあなたのいのちです
それがわたしのいのちです
いかがですか?
私はこの詩を読んだとき、改めて自分の「命」というものは、とてつもない奇跡の上にあるのだということを感じたのです。無限に等しいたくさんの人の命のおかげで、自分の「命」があるのだということに気付かされます。そして、今生きていることも、自分に関わってくださるたくさんの人はもちろんのこと、間接的ではあってもどこかで繋がっているすべての人のおかげだと思ったのです。
自分の家族や親しい人が亡くなると、深い悲しみと喪失感に襲われます。すぐに消えるものではありません。最近、有名な俳優の方が・・・ということもありました。非常にショックでした。どんな苦しみがあったのかは、私たちが計り知ることはできません。しかし、それでも大切な「命」を大切にしてほしいと心から思います。人は本当に苦しいとき、追い込まれて孤独感でいっぱいになることもあるでしょう。しかし、私たちは、決して一人ではありません。誰にも代わることができない「かけがえのない命」、多くの人のおかげで「生かされている命」・・・すべての人に大切にしてほしいと、切に願います。
明日10月1日は、中秋の名月(十五夜)です。素敵な月を見ながら、命に感謝し、人に感謝し、疲れた心や体もリフレッシュできたらと思います。