【10月13日】ピンチをチャンスに変えた!
- 公開日
- 2020/10/13
- 更新日
- 2020/10/13
Kのつぶやき
昨日の「ひとりごと」は、フィンランドのことわざ『楽しい人には草も花 いじけた人には花も草』を紹介し、いかに「心の持ちようが大切であるか」ということ、そして「物事を前向きに考える」、「ピンチをチャンスに」ということを述べさせていただきました。
今日の西日本新聞に18歳の生徒さんからの投稿が載っていました。
『コロナ禍機に夢を見つけた』
私にとってコロナ禍は、ピンチをチャンスに変えることができた大きなターニングポイントとなりました。
3月初めから休校が続き、この先どうなるか見通しが立たず不安な日々が続きました。毎日、新型コロナのニュースばかりで気持ちが沈む中、長い夏休みを利用して将来について考えました。
非正規雇用者が職を失い途方に暮れている姿や、多くの医療従事者がリスクを背負いながら働く姿をテレビで目にしました。そして、このような危機にも動じず、社会から求められる医療の道に進もうと決心しました。
もともと非正規雇用でもいいと考えていて、将来について具体的には決めていませんでした。しかし、一生の資格を手に入れて長く働き、女性として自立したいと思う一心で、看護師になる新しい夢ができました。「コロナ」によって人生を考える機会ができました。
何とも頼もしいではありませんか。現場は大変な状況の中、命と向き合いながら私たちのために献身的に働いてくださっている看護師になる夢・・・本当に素晴らしいと思います。「ピンチをチャンスに変えることができた」と、この状況を前向きに捉え、自分を見つめ直し、漠然としていた将来について真剣に考え、夢を見つける。コロナ禍の中、またこれから先も予測することが困難な時代に、こうゆう若い人たちがいることを心強く思います。
私たち教育にたずさわる者は、まさにこのような子ども達を育てることこそ大切なことです。そのためにも日常の授業の中で、課題を的確に把握し子ども達自らが解決方法を考え、他者と交流し考えを広げたり深めたりしながら解決していくことを繰り返し行っていく必要があります。単なる知識だけの学力ではなく、学ぼうとする姿勢や学び方を含めたところで授業づくりをしていかなければなりません。そして、子ども達が夢を持てるようなそんな取組をこれからも考えていきたいと思います。