【10月14日】親の姿
- 公開日
- 2020/10/14
- 更新日
- 2020/10/14
Kのつぶやき
10月の「学校の詩」のコラムに載せた高校3年生からメールがきました。
「学校便り、読みました!こんなにたくさん、そして御陵中学校の学校便りに書いていただきありがとうございます。これからも“ひたむきに”頑張ります!本当にありがとうございました。」
私が、この子のお母様に学校便りに載せたことを伝えましたので、それを聞き読んでくれたのではないかと思います。そして、こうやってすぐに返事をくれるところが彼の素晴らしさだと思います。中学生のときの彼のひさむきさに感心していた私は、「ひたむきに」の刺繍の入ったタオルを、そのときの3年生全員にプレゼントしました。そのときの言葉をしっかりと覚えててくれていたのです。
彼のご両親も素晴らしい方です。
私は子ども達の集合時間の30分前までには学校へ行くのですが、彼のお父様は彼と共に私よりも先に来られ、私を迎えてくれるのです。そして、車から降りた私にいつも丁寧に、こう挨拶されます。「おはようございます!今日も大変お忙しいのに、子ども達のため、ありがとうございます。どうぞ、よろしくお願いします」・・・そう言って深々と頭を下げられます。
彼が1年生のとき、あと1セットがとれず県大会を逃したとき、監督としての責任を感じ申し訳ない気持ちでいた私に、「先生、今日もありがとうございました。まだまだ家庭での指導が不十分でした。すみません」と言われるのです。私は、「いえいえ、監督の私の力不足です。本当にすみません」と言うと、「いえ、先生にご指導していただいたからここまでこれたのです。あと一歩は彼らの努力がたりないのです」とおっしゃるのです。本当に礼儀正しくまっすぐな方です。
もちろん、彼のお母様もいつも子ども達のためにどれだけでも支援していただきました。最後の夏の大会のときには、彼らの素晴らしいプレーとその結果に何度も涙を流されました。そして、子ども達だけでなく他の保護者のこと、私たち顧問のことも大切に考えてくださいました。
今年は、コロナ禍で中止になりましたが、保護者の方々が集まって毎年私の「誕生日会」をしてくださいます。感謝しても感謝しきれないくらい感謝しています。
私たちは、そういう保護者の方の理解のおかげで部活動もできます。いや、様々な教育活動が、保護者の方々の理解と協力なしでは成り立ちません。まだまだこのような状況は続きますが、これからも学校と家庭そして地域が連携し、子ども達の笑顔を未来のために頑張っていかなければと思います。
来週は、今年度初めての分散による授業参観です。お時間の許される保護者の方は、ぜひお越しください。どうぞ、よろしくお願いします!