今日は、吹奏楽部の演奏会を実施しました。体育館で１学年ごとに入れ替えをしながら３回の演奏をしてもらいました。吹奏楽部の皆さんは、頼りにしていた３年生が８月に引退したあと、限られた時間の中で一生懸命に練習に取り組んできた成果をしっかりと発揮していました。おかげで、音楽というものは本当にいいものだと改めて感じさせてくれました。１年生・２年生ともに、心を一つに様々な音を合わせ素敵な演奏にしていました。何より、初々(ういうい)しい子ども達のまっすぐな姿勢に感心させられました。
　３年生のときには、最後の曲が終わるやいなや、３年生全員の盛大な「アンコール」の拍手。顧問の瀬谷先生のリクエストもあり、３人の３年生が前に出てきて、吹奏楽部の演奏に合わせて歌を歌って大いに盛り上がる・・・そんな明るく素敵なステージでした。
　すべてが終わりお互いにお礼を言って、退場しました。そのあと、吹奏楽部の子どもたちが体育館を出るときに、素敵な光景を目にしました。３年生の生徒会役員の皆さんが、体育館入口の両側に並び、吹奏楽部員に「ありがとう」「お疲れ様」と言って、感謝や労いの拍手を送っていたのです。誰からともなく始めた拍手のようですが、本当にあったかい子ども達だなぁと、こちらまで心があたたかくなりました。
　そして私は思いました。この子たちの合唱が聴きたかった。精一杯に合唱の取組もさせてあげたかったと、しみじみ感じました。こんなに素敵な子ども達なのだから、御陵中の各クラス、学年の合唱はどんなに素晴らしかっただろうと想像がつきます。しかし、そんなことばかり思っても仕方がありません。それより、今日こうして頑張る吹奏楽部の子ども達の演奏会ができたこと、そして、素敵な３年生の「あったかい行動」を見ることができたことに感謝をしたいと思います。
　今日は私の母の命日です。帰りに、母の眠る納骨堂にお参りに行き、素敵な子ども達と出会えたことへの感謝と、そして子ども達の頑張りを報告してきます・・・