学校日記

【10月27日】読書の秋

公開日
2020/10/27
更新日
2020/10/27

Kのつぶやき

 読書の秋です。今日10月27日は「読書の日」であり、今日から11月9日までの2週間は「読書週間」でもあります。そもそも、なぜ「読書の秋」なのかというと・・・
 もともと中国の韓愈(かんゆ)という文人が残した漢詩の一説にある「燈火稍(ようや)く親しむ可(べ)く」という言葉が広まったからとされているそうです。「燈火稍く親しむ可く」は、「秋の夜は涼しさが気持ち良いので、灯りに照らして読書をするにはいいのもだ」という意味とのこと。この漢詩は、韓愈が息子に読書の大切さを教えるために詠んだと言われています。そして、秋の夜の涼しい気候の中、ゆとりある時間に集中して何かをするにはちょうど良く、この言葉が多くの人を納得させ広まっていったことで現代でも言われ続けているようです。
 先日夜、以前テレビでも取り上げられ、私が買っていてそのままにしていたある本を一気に読み終えました。本のタイトルは「流浪の月」、凪良ゆうさんという方が書かれた本でした。「2020本屋大賞(書店員さんだけの投票で決定する)」も受賞していたとのことで、思わず書店で手にしていたのですが、そのまま本棚に眠っていました。「これ、そういえば買ってたな」と急に読み始めたところ面白くて・・・読み終えると夜中になっていました。読み終えたあとしばらく放心状態、たくさんのことを考えさせられる心に残る一冊でした。
 どんな本であっても、読書というのは視野を広げたり心を豊かにしたりするものです。近日中にまた書店に行って、本を買いこもうと思う私です。