学校日記

【11月10日】姿勢を正す

公開日
2020/11/10
更新日
2020/11/10

Kのつぶやき

 授業中の姿勢のいい子どもたちを見ていると、それとは反対に自分の姿勢の悪さを反省します。特に、パソコンで作業をしていると気付かないうちに、だんだんと前かがみになって背中も丸くなっています。最近はまったく行かなくなりましたが、腰痛があり整体に行っている時期がありました。そこで言われるのが、「少し猫背になってますよ。肩甲骨を意識して動かすようにしてくださいね。」でした。自分では「猫背」なんてと思っていたのですが、知らず知らずのうちに姿勢が悪くそうなっていることに改めて気付かされるのです。
 「立腰(りつよう)」という言葉があります。腰の骨をきちんと立てること、すなわち姿勢をよくすることです。この効果でよく言われるのが、健康に良い、内臓の働きがよくなる、スタイルがよくなる、頭もスッキリさえてやる気や集中力が高まるということです。この立腰を意識して、仕事をしたいのですがなかなか・・・
 『習慣を変えれば人生が変わる』の本の中にも、「体の姿勢を変える」という章があります。以下のようなことが書かれています。

 これは神経言語プログラミング(コミュニケーション、能力開発、心理療法へのアプローチを目指す技法)で提唱されているエクササイズである。それによると、体の姿勢を変えると心の姿勢も変わるという。ほとんどの人は冗談だと思うが、そう決めつける前に読んでほしい。
 悲しくて落ち込んでいるとき、あなたは大抵うなだれて下を向いているはずだ。そんなとき、姿勢を正し、胸を張り、顔を上げてみよう。どのように感じるだろうか。顔を上げて笑みを浮かべていると、気分がずっとよくなることがわかる。姿勢を正して悲しみを感じることはできないはずだ。
 実際、このテーマについては多くの研究が行われてきた。ブライオン、ペティ、ワグナーによる2009年の研究では、姿勢を正して座っている人たちは、背中を丸めて座っている人たちより自信をもっていることがわかった。ハーバード大学教授のエイミー・カディがデイナ・カーニーと行った「体の姿勢が人格を形成する」という研究もある。それによると、2分間のパワフルな体の姿勢がテストステロン(健康な身体を維持するためのホルモン)を20%増やして自信を高め、コルチゾール(ストレスに関連したホルモン)を25%減らしてストレスを和らげるという・・・

 少なくとも、姿勢をよくすることは、体の健康や心の健康につながるということです。私自身は「改善の余地が大いにあり!」なのですが、子どもたちにも「姿勢をよくすることの利点」を話しつつ、授業はもちろんのこと姿勢を正すことを意識して生活できるようにしていきたいと思います。