【11月11日】環境が人をつくる
- 公開日
- 2020/11/11
- 更新日
- 2020/11/11
Kのつぶやき
今朝、職員朝礼のときに本校の藤田天平教頭先生が先生方に大切な話をされていました。「人や物を大切にすること」「目配り・気配り・心配りを忘れないこと」の話でした。さらに大きく言えば、「環境が人をつくること」につながる話でした。
実は藤田教頭先生、週に1回、「自律貢献」というネーミングで先生方に通信を出されています。内容は、先生方に「大切にしてほしいこと」「気付いてほしいこと」「心がけておくこと」「子ども達に伝えてほしいこと」などです。
例えば、今週は元プロ野球選手の古田敦也さんの言葉を引用し「優柔決断のすすめ」というタイトルで、様々な変化する社会において、優柔な(やわらかい)発想で決断しチャレンジしていくことの大切さについての内容でした。先週は、公共広告機構の以前のCMを引用し「抱きしめる、という会話」というタイトルで子ども達への接し方について書かれていました。その前の週は、アメリカの政治家ベンジャミン・フランクリンの言葉「明日できることは今日するな」というタイトルで、先生方に仕事の進め方についてヒントを教えてくれています。
毎週毎週、通信を出すということは、本当にすごいことだと思いますし、有り難いことです。おまけに、今年度の御陵中の目指すべき姿「自律貢献」を通信のタイトルにしてもらっていることに感謝しているところです。私も毎週、藤田教頭先生の通信を楽しみに読ませてもらい学んでいます。
ところで、先に述べた「環境が人をつくる」ということですが、この意味は、よい環境にいることによって、よい人間になっていくということだと思います。もともとこの言葉は「人が環境をつくり、環境が人をつくる」からきています。ここでいう環境とは、学校、家庭、職場、地域、自然など様々あります。様々な人との人間関係や雰囲気、そして物質的なもの(例えば、整理整頓されている部屋等)も環境といえます。ですから、「環境が人をつくる」という言葉は単に、環境が人をつくるのだから、置かれた環境を受け入れ諦めなさいという意味ではないのです。「人が環境をつくる」のだから、自分でよりよい環境をつくっていく努力をしていくことの大切さを伝えているのだと思います。もちろん変えられないものもありますが、できないことや言い訳を探すものではなく、自分の置かれた状況の中で最善を尽くす大切さ、前向きな心の持ちようによって環境を変えていくことの大切さを伝えています。さらに、よりよくなっていく環境や努力によって、その人も人間として大きく成長します。励まし合う環境をつくることで、さらに頑張ることができます。それは、教室だけのことではなく、私たちの職場でも言えることです。
今日は、藤田教頭先生のおかげで、そんなことを改めて考えるいい機会となりました。