学校日記

【11月12日】思いやり

公開日
2020/11/12
更新日
2020/11/12

Kのつぶやき

 今日は、1年2組で呑山真基(のみやま まさき)先生が道徳の授業をしていました。写真はそのときの様子です。テーマは「思いやり」でした。子ども達は、資料をしっかりと読み、そして呑山先生の発問について深く考え意見を出していました。
 さて、「思いやり」とは?
 ネットで検索すると一番最初に出てきたのは、「思いやりとは、他人の気持ちに配慮し、相手が何を望みどんな気持ちかを注意深く考え、接すること。相手の身になって考えたり、推察して気遣いをしたりすること」でした。語源はというと、「思い」と「遣(や)る」からきています。相手に思いをやる、または、考えや意識を向けるという意味です。すなわち、相手のことを思い気遣う気持ちからでてくる行動ということになると思います。今日の資料では、すべてをしてあげることが思いやりではなく、できることはあえて手伝わないことも思いやりであるというものでした。
 ちなみに英語で「思いやり」は、『compassion』です。『compassion』の語源は「com(共に)」、「pati(苦しむ)」だそうです。

 「思いやり」は大切。私たちもよく子ども達に話をするし、ほとんどの人がとても大切であると思っていることだと思います。しかしながら、人間には弱さもあり、自分に余裕がないときなどには、思いやりに欠ける行動をとってしまうことがあるかもしれません(私は何度もそんなことがあり、そして、あとで落ち込みます)。また、自分は相手のことをしっかり考え行動したにも関わらず、相手はそう捉えないこともあります。何が正しい思いやりなのか?と言われると簡単に正解が出せないこともあるのです。
 しかし、私は思います。相手のこと、周りのことを考えようとする姿勢こそ大切なことであり、素敵なことだと思うのです。その結果、うまくいかないことがあったとしても、相手を思い行動することは尊いことだと思うのです。『compassion』の語源にもなっている、「共に苦しむ」「悩みを分かち合う」「共に喜ぶ」ということが大切なのかと思います。やはり、思いやりは「共感すること」からくるのかもしれません。今日は、呑山先生の授業を通して、「思いやり」について考えさせてもらいました。

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