【11月17日】同じ姿勢、同じ情熱
- 公開日
- 2020/11/17
- 更新日
- 2020/11/17
つぶやき
今日は「将棋の日」だそうです。日本将棋連盟が1975年に制定したものとのこと。これは江戸時代中期から御城将棋(おしろしょうぎ)が旧暦11月17日に行われていたことにちなんでいるそうです。御城将棋とは、江戸時代に江戸城の御黒書院(おんくろしょいん)で、徳川将軍の御前で年に1回行われた対局のことだそうです。これをきっかけに毎年、様々なイベントが行われています。ただし、本年度はオンラインとのこと。
さて、将棋界で近年大変話題になっているのは、もちろん藤井聡太二冠ですが、将棋のことがよくわからない私でも一番に名前が浮かぶのは、羽生善治九段です。
将棋界初の七冠王を達成した名棋士であり、他の棋士が思いつかないような絶妙の手順はたびたび「羽生マジック」と称されました。これまでに史上初の七冠王、史上初の永世六冠(後に永世七冠)、通算タイトル獲得数歴代1位、通算1200勝を史上最年少で達成、公式戦優勝回数歴代1位など数々の業績を残しており、将棋史上最強格の棋士として名を挙げられます。そんな羽生さんには、数々の名言があります。そのひとつが次です。
『私は、才能は一瞬のひらめきだと思っていた。しかし今は10年とか20年、30年を同じ姿勢で、同じ情熱を傾けられることが才能だと思っている。』
深い言葉だと思いませんか?以前のひとりごとにトーマス・エジソンの『天才とは、1%のひらめきと99%の努力である』という言葉を載せました。羽生さんには、尋常ではないくらいの「ひらめき」があり、誰にも負けないくらいの「努力」があると私は思います。そして、数多くの経験を積む中で、出てきた言葉が「才能はひらめきではなく、同じ姿勢で、同じ情熱を傾けられること」であったということです。この「同じ姿勢、同じ情熱」は、大切であるとわかっていても実際にはとても難しいことだと思います。しかし、羽生さんは、ひたすらに「同じ姿勢と同じ情熱」を心がけ取り組んできたからこそ、偉業を成し遂げているのだと思います。
物事に向かうときは何であろうとも、まっすぐでひたむきな「姿勢」と、誰にも負けない「情熱」が大切なのだと思います。自分自身に「姿勢と情熱」と言い聞かせ、努力を続けていけたらと、自分を振り返る私です。