学校日記

【12月23日】今年の10大ニュース

公開日
2020/12/23
更新日
2020/12/23

Kのつぶやき

 読売新聞が発表した「2020年日本の10大ニュース」です。

【1位】感染拡大 緊急事態宣言 
【2位】東京五輪・パラリンピック 1年延期
【3位】菅首相誕生 新内閣発足
【4位】安倍首相 辞任表明
【5位】志村けんさんら死去
【6位】「鬼滅」最速100億円
【7位】全小中高 休校要請
【8位】甲子園 春夏中止
【9位】藤井聡太七段 最年少タイトル
【10位】九州豪雨 死者77人

 10位までの中に、「新型コロナウィルス」に関係したニュースが5つも入っています。今年2月27日18時すぎの衝撃の報道から10ヶ月が経とうとしています。それ以前まで、私は、こんなにも大変なことになるとは正直想像もしていませんでした。
 政府が2月27日午後6時過ぎ、新型コロナウイルス感染症の対策本部を首相官邸で開き、安倍晋三元首相が、3月2日から春休みまで、全国の小中高と特別支援学校について、感染拡大を未然に防止する目的で、臨時休校を要請するとの考えを表明しました。私は、たまたま夕方のニュースで観て「え?これってホント??」と自分の目と耳を疑ったくらいでした。次の日午前、臨時校長会が開かれ、3月2日からの休校を伝えられ、そのことをを先生方に伝える。先生たちもあっけにとられている中で、卒業式はどうなるのか、これからどうなるのかの見通しもないまま、子どもたちに休校を告げたのです。今日でこのクラスも終わりなのかと寂しくて泣いている子もいました。本当に胸が締め付けられる思いでした。
 卒業式は何とか縮小という形でできたものの、新年度に入ると、「緊急事態宣言」が発令され、長い長い休校が続きました。始業式も入学式もできないまま、子どもたちのいない寂しい学校で、先生たちは改めて子どもたちのいる学校がどれほど素敵なのか、子どもたちのいない学校がどれほど寂しいのかを思い知らされました。5月中旬からの分散登校、そして5月25日、外での始業式で、何とかそろってのスタートとなりました。もちろんそれからも様々な制限や行事等の中止が続きました。子どもたちはもちろん、先生方、保護者の方も悲しい思いをしたり、つらい思いもたくさんしたりしたと思います。「早く収束して日常を取り戻したい」と思いながらも、まだまだ人類は世界中で新型コロナウィルスと戦っています。多くの方が命をかけて懸命に努力してくださっています。
 御陵中の子どもたちも、こんなに大変な状況の中、前向きに本当によく頑張ってくれました。素直に素敵に頑張りました。本当に素晴らしい子どもたちです。明日はいよいよ終業式です。最後の最後まで素敵な子どもたちでいてくれるよう願いつつ、明日というかけがえのない一日を迎えたいと思います。