学校日記

【1月12日】大人への階段

公開日
2021/01/12
更新日
2021/01/12

Kのつぶやき

 昨日は大野城市の「新成人のつどい」に参列しました。今年の成人式は、コロナ禍であることを鑑み、午前と午後の2部制となっていました。私は、午後の御陵中ブロック、大野中ブロック、大野東中ブロックの新成人のつどいに行かせていただきました。感染拡大が続く中、主催者である大野城市と16名の市内5中学校出身の実行委員の皆さんの努力のおかげで開催できたことが何よりだったと思います。新成人の皆さんも、昨日の節目の日に、改めて多くの方に支えられここまでこられたことをきっと実感されていたと思います。新成人の代表の方の挨拶にもありましたが、当たり前のありがたさを感じ、どんな困難にも立ち向かい、そして未来へ向けて活躍してほしいと願っています。

 ところで、成人式の由来をご存じですか?ある資料には次のように載っています。

 その昔の成人式にあたるものとしては、奈良時代頃から男子の12歳〜16歳(数え年)で行われていた「元服」や、公家の女子が行った成人式「裳着(もぎ)」というようなものがありました。また、地域ごとに「一人で鹿を狩れるようになったら一人前」とか「米俵を一人で運べるようになったら大人」というような習わしなどがありました。
 現代のような地域の新成人が一堂に会して行う成人式の発祥は、1946年、埼玉県の蕨市(わらびし)で開催された「青年祭」だと言われています。それが全国に広まり、1949年の1月15日が「成人の日」と制定されました。
 成人の日を1月15日に定めたのは、元服の儀を新年最初の満月に行う風習があり、それに由来しているためです。とはいえこれは旧暦の話ですから、現代の暦では、1月15日が満月とは限りません。その後、西暦2000年の祝日法改正(通称:ハッピーマンデー法)により「成人の日」は1月の第2月曜日に変更になりました。15日により近くなりそうな第3月曜日にしなかった理由は、「阪神・淡路大震災」が起きた1月17日が「防災とボランティアの日」だからです。もし1月1日が土曜日だった場合、「第3月曜日」は1月17日となり、「成人の日」と「防災とボランティアの日」が重なってしまいます。それを避けるため、第2月曜日に成人式を設定したと言われています。

 式終了後、帰ろうとすると、「先生、こんにちは!」と笑顔で挨拶をしてくれた着物姿の素敵な新成人二人がいました。前任校のとき授業等で関わっていた二人でした。中学時代も生徒会役員として学校のリーダーとなって活躍していた二人ですが、今回も実行委員を引き受け、頑張っていたのです。相変わらず素敵な笑顔、素敵な態度で、本当に感心しました。現在大学生として頑張っているようです。その子たちの言葉と姿から、なんだか私もまた頑張らねばと思ったのでした。
 現在の御陵中の子どもたちが、数年後の成人式の時にさらに立派な姿となっているようますますの成長を願って止みません。

 ちなみに、私の成人式・・・しっかりスーツも新調し準備万端のはずが、何と式当日、高熱を出して寝込んでしまい欠席したという情けない私。ほろ苦い?思い出です・・・