【1月28日】うめの花
- 公開日
- 2021/01/28
- 更新日
- 2021/01/28
Kのつぶやき
臨時休業が続き、生徒の皆さんはもちろん保護者の皆様にも大変ご心配をおかけしております。保健所や大野城市教育委員会と連携をとりながら、学校再開へ向けて協議等繰り返しているところです。一日も早い再開を私たちも待ち望んではいますが、子どもたち、そしてご家族の皆様、先生方の安全を守っていくことが最も大切なことです。どうぞ、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
さて、トップページには、学校の梅の花が咲き始めた記事が載っていました。毎日何かに追われていたのか、こんなにもきれいな梅の花が咲いていることにも気づきませんでした。宮澤章二さんの「うめの花」という詩があります。
うめの花が さいたら 春だってさ
沼に 氷が はってても やっぱり 春だってさ
春は風のにおいで わかるってさ
うめのつぼみが その風の においを知ってるってさ
うめの花が さいたら 春だってさ
耳のしもやけ かゆくても やっぱり 春だってさ
以前、小学2年生の教科書に載っていた詩です。さらに、「梅」についてネットで調べると以下のことが書かれていました。
梅は中国原産の落葉高木です。初春のまだ緑も花も少ないお庭で香りの良い花を咲かせてくれます。まだ寒い季節に鼻先をかすめるようにふわりと梅の香りが流れてくると、春が近いことを実感します。梅はバラ科サクラ属の庭木ですが、桜と違い香りがよいのも特徴です。梅は花、香り、実が楽しめる理想的な庭木です。
澁澤龍彦氏は自身の本の中で梅の花を「的皪(てきれき)」と表現しています。的皪(てきれき)とは白く光り輝く様子を表現する言葉です。初春の明るい太陽に照らされて、輝くように咲く梅の花。梅の花の美しさを表現するのに、これほど適切な言葉はないように思います。
春は確実に訪れています。私たちが、毎日の忙しさやコロナ禍で大変な状況であったとしても、梅の木は確実につぼみをつけ、きれいな花を咲かせ、春の訪れを告げてくれます。美しく咲いた花は、私たちに幸せを届けてくれる気がします。まだまだコロナ禍で寒い冬のようなときであっても、確実に春はやってきます。その日を、そのときを信じて、ひたむきに、できることを精一杯にしていきたいと思います。御陵中の生徒の皆さんも、休校中ではあっても、その中で今できることを精一杯に行ってほしいと思います。今を大切にして過ごしてください。
・・・皆さんの登校を心待ちにしている校長より