【3月16日】主体的な学び
- 公開日
- 2021/03/16
- 更新日
- 2021/03/16
Kのつぶやき
本日3月16日の西日本新聞に西新小学校6年生のことが載っていました。
合格率5.5%の難関国家資格、気象予報士の試験に、福岡市早良区の西新小6年、島田有吾さん(12)が九州の小学生として初めて合格した。平日2時間、休日5時間の勉強で高校レベルの数学や理科の基礎を身につけ、気象の知識を深めた。4回目の挑戦で突破し、「いつかテレビで予報したい」と張り切っている。
試験を実施した気象業務支援センター(東京)によると、小学生の合格は2017年の北海道の女子児童に続いて2人目。12歳0ヶ月での合格は最年少の女児と約1ヶ月の差だった。
気象に興味を持ったのは幼稚園の時。母の奈瑠美さん(40)と天気予報を見て、翌日に着る服を決めるのが日課だった。ある朝、空を見上げると予報と異なり雨の予感がした。傘を持っていき「正解」だったのがうれしく、予報が好きになった。
小学2年でテレビ局を見学し、気象予報士が実際に使う精緻(せいち)なデータを見せてもらい「君もなったら」という言葉に背中を押された。4年生の3学期から通信講座のDVDで勉強を始めた。5年で初めて試験に挑戦。あきらめずに学び続け、過去の問題を解いては、シンクタンク勤務の父、龍さん(41)や奈瑠美さんにも解説した。「宿題より楽しかった」という。今年1月、小学生最後となる4回目の試験に挑戦。今月12日に合格証明書が届いた。4月からは地元の中学校に進学し、放送部で話術に磨きをかける予定だ。現在は台風のデータ分析に取り組む島田さん。「これからは試験に関係なく、勉強したい」と笑顔を見せた。
させられる勉強ではなく、自ら主体的に「学ぶ」とはこういうことだということを教えてくれます。空や天気に興味を持ち、「もっと知りたい」「もっとわかりたい」と思うことから学びがスタートしています。そして、「継続」し「あきらめず」に努力していったことが、大人でも難関の試験に合格させたのだと思います。興味をもったこと、好きなことが将来の明確な目標となり、生き生きと毎日の生活を送っていることが容易に想像できます。させられる勉強では本当の力はなかなか身につきません。やはり、自分から主体的に学びに向かうことこそ大事なのだと思います。また、それを応援しサポートする島田さんのご両親の姿勢も素晴らしいのだろうと思いました。
子ども達が主体的に学びに向かえるように、御陵中学校でも授業の充実や工夫、行事や体験活動、キャリア教育等を通して、子ども達に夢や希望また興味・関心を持たせたいと思います。
それにしても、小学6年生で気象予報士の国家試験に合格するとは、本当に凄いと感心させられます。