学校日記

【3月19日】感謝、感動、希望

公開日
2021/03/19
更新日
2021/03/19

Kのつぶやき

 校門付近や校庭の桜が少しずつ咲き始めました。今日も気温が上がりそうなので、一気に咲くのではと楽しみにしています。
 3年生が卒業し、いよいよ年度末、そして4月の新しい出会いを迎える時期が近づいてきました。1・2年生は、今日が生徒総会、来週の24日が修了式となります。素敵な締めくくりをして、4月のスタートへと繋いでいってほしいと思っています。

 さて、2年ぶりに開催される「第93回選抜高校学校野球大会」の開会式が、雲一つない青空の下、高校球児の聖地「甲子園球場」で行われました。もちろん、本日試合を行う6校のみが開会式に参加という縮小の形ではありましたが、無事開会できたことが何よりだと思います。
 選手宣誓では、仙台育英高校の島貫丞主将が、コロナ禍の困難であったり、東日本大震災から節目の10年、昨年のセンバツ中止など、3分12秒の宣誓文にすべての思いを込め、言葉で「感謝」「感動」「希望」を届けました。以下原文です。

 宣誓 今日ここに、高校球児の憧れの舞台である甲子園が、戻ってきました。
 この1年、日本や世界中に多くの困難があり、それぞれが大切な多くのものを失いました。答えのない悲しみを受け入れることは、苦しくてつらいことでした。しかし、同時に多くのことを学びました。当たり前だと思う日常は、誰かの努力や協力で成り立っているということです。
 感謝 ありがとうございます。これは出場校全ての選手、全国の高校球児の思いです。
 感動 喜びを分かち合える仲間とともに、甲子園で野球ができることに感動しています。
 希望 失った過去を未来に求めて。希望を語り、実現する世の中に。
 そして、この3月で東日本大震災から10年となりました。日本、世界中に多くの協力や支援をいただき、仲間に支えられながら困難を乗り越え、10年前、あの日見た光景から想像できないほどの希望の未来に復興が進んでいます。
 これからの10年。私たちが新しい日本の力になれるように、歩み続けます。春はセンバツから。穏やかで鮮やかな春、そして1年となりますように。2年分の甲子園。一投一打に多くのおもいを込めて、プレーすることを誓います。
 令和3年3月19日 仙台育英学園高等学校 硬式野球部主将 島貫丞

 ゆっくりと力強く、そして一言一言に思いをしっかりと込めた素敵な選手宣誓でした。様々な思いで今日という日を迎えたということがよくわかります。そして、たくさんの人の思いを背負って、その場に立っていることがわかります。
 「感謝」の気持ちを持ち、「感動」あふれる試合をして、日本中の人々に「希望」を与えてほしいと思います。何より、すべての選手が、その場に立てる幸せを感じながら、持っているすべての力と思いを出し切ってほしいです。

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