【4月5日】努力は報われる
- 公開日
- 2021/04/05
- 更新日
- 2021/04/05
Kのつぶやき
本年度も「校長のひとりごと」をこのホームページに投稿していきたいと思います。毎日ではありませんが、私が日頃感じていることや大切にしたいこと、感動したこと、一緒に考えていきたいこと、子ども達の小さな頑張りやよさなどを時々つぶやいていきたいと思っています。少しでも皆様のお役に立てればと思っております。
さて、学校では4月7日の始業式、9日の入学式へ向けて準備を進めているところです。4月の人事異動で先生方の入れ替わりもありましたが、心機一転、これからの新たな出会いへ向けて毎日慌ただしくも、一生懸命準備をされています。
子ども達との新たな出会いが素晴らしいものとなるように、本年度も職員一丸となって頑張っていきます。何より合い言葉は「子ども達の笑顔と未来のために」です。どうぞ、よろしくお願いします。
昨日、競泳の日本選手権で池江璃花子選手が、女子100mバタフライで見事優勝しました。ゴールした直後、電光掲示板で結果を知った瞬間、池江選手は号泣されていました。私もその様子を見ながら思わず胸が熱くなりました。直後のインタビューでは、
「まさか、100(メートル)で優勝できると思ってなかったですし、5年前のオリンピック選考会よりも、ずっと自信もなかったし、自分が勝てるのは、ずっと先のことだと思ってたんですけど。勝つための練習もしっかりやってきましたし、最後は『ただいま』っていう気持ちでこのレースに入場してきたので、自分がすごくつらくてしんどくても、努力は必ず報われるんだなんていうふうに思いました。」
そして、
「正直この100(メートル)のバタフライは一番戻ってくるのに時間がかかると思ってた種目でもあるので、本当に優勝を狙ってなかったので、でも何番でもここにいることに幸せを感じようっていうふうに思って、最後も仲間達が全力で送り出してくれて、今とても幸せです。」
2019年2月、白血病の診断から2年余りで日本一。報道では「奇跡的な復活」の文字がたくさん見られました。確かに「奇跡的」です。しかし、その奇跡を生み出しているのはやはり、池江選手の並々ならぬ努力であり、精神力であり、そして人間性なのだと私は思います。
池江選手の「つらくてしんどくても、努力は必ず報われる」、「今ここにいることが幸せ」は、絶望の淵に立たされたからこその重みのある言葉です。それと同時に、私たちに元気と勇気と与える素敵な言葉なのだと思います。昨日の池江選手の姿、言葉から私も勇気をもらいました。令和3年度、私も子ども達のためにひたむきに努力していきたいと思います。