【4月12日】同じ日本人として
- 公開日
- 2021/04/12
- 更新日
- 2021/04/12
つぶやき
1年生が入学し、今日から全校生徒がそろいました。今日は、「標準学力分析検査」です。1年生にとっては、中学生になっての初めてのテストということで、1時間目にテストの受け方について話を聞いてからのスタートでした。子ども達は、真剣にテストに向かっています。明日は、クラス写真撮影、その後、体育館で対面式と生徒会オリエンテーションがあります。部活動紹介や生徒会について、また、御陵中の一日の流れなどを生徒会役員が中心になって進めます。1年生にとっては、まだまだわからないことも多いとは思いますが、少しずつ慣れていってほしいと思っています。
さて、今朝、日本人にとって大変嬉しいビッグニュースが飛び込んできました。世界各国の有力選手を招待して、毎年米国のオーガスタで行われる世界四大ゴルフ競技会の一つ「マスターズ・トーナメント」で、何と、松山英樹選手が日本人として初めて優勝しました。1934年創設以来、アジア人が優勝するのも初めてとのことです。実況していたアナウンサーも、解説の中嶋常幸プロ(日本ゴルフツアー48勝のプロゴルファー)も号泣されていました。中嶋プロは、「すみません」と言ったあと、「苦しかったから、本当に良かった・・・」と話せば、ゲスト解説の宮里優作プロも「本当にこんな日が来るなんて・・・」と語り、「彼の夢に僕らが乗っかってるんですけど、日頃からトレーニング、練習してきたので本当に良かった、ありがとうと言いたい」と感謝を伝えていました。
さらにネットニュースには、こんな記事も・・・
『最終日の18番ホールで、松山英樹が優勝のパットを決めた後、早藤将太キャディーはピンを戻し、帽子を脱ぎ一礼。キャディーとしてマスターズという最高峰の舞台への敬意と感謝をあらわした。一連の行動に「日本人らしい姿勢が素晴らしい」と海外メディアからも取り上げられた。ネット上でも「日本人として、誇りに思う。」「いい光景だ。」「さすが日本人」「日本人は素晴らしい」と賞賛の声が相次いだ。』
本当に同じ日本人として誇らしいです。もちろん松山選手が、10度目のマスターズへのチャレンジで「優勝」したことも誇りですが、共に戦ってこられた、早藤キャディーの立ち振る舞いや行動までもがクローズアップされて、感謝と敬意を忘れない「日本人らしい行動」と賞賛される。こんなに嬉しいことはありません。
松山選手は、過去にこんな言葉を言っています。
◆「自分は未来の姿を思い浮かべるよりも、目の前の課題を頑張るだけ。それが1か月かかってもいいし、1年かかってもいい。今までもひとつひとつを頑張っていくことだけを考えてきたんで、それを変えるつもりはない」
◆「メジャーで勝ちたいですね。全部勝ちたいですね、欲をいえば。日本人がメジャーで勝てないのは、体格のせいにしたり、色んなせいにするかもしれないけど、“日本人だから勝てない”とかは思い込みなんじゃないかなとは思います」
松山選手は、これらの言葉にあるように、自分勝手な「思い込み」をせず、目の前の自分の課題に一つ一つ粘り強く取り組んできたからこそ、今回の「優勝」があるのだと思います。誰かのせいにしたり、自分で言い訳を見つけたりせず、自分でベストの方法を見つけて努力してきたからこその「今」の姿なのだと思います。
松山選手は、メジャーの初勝利はぜひマスターズでとも言っていました。見事その目標を達成したのです。著名な方々が、松山選手の勝利を祝福しています。「感動しました」「歴史的快挙」「彼は永遠のヒーロー」「多くの人に希望を与えるヒーロー」「日本が君を誇りに思っている」など・・・この上ない言葉ばかりです。週末、私は競泳の池江選手の4冠という快挙に驚くとともに、その凄さに感動し勇気をもらいました。松山選手のマスターズ優勝と合わせ、「頑張ることの素晴らしさ」「努力し続けることの大切さ」を二人の選手に改めて教えてもらいました。