【4月23日】素敵な感性
- 公開日
- 2021/04/23
- 更新日
- 2021/04/23
Kのつぶやき
今朝、「おはようございます!」と、廊下ですれ違う子どもたちに挨拶をしているときのことです。1年生のある子が「おはようございます!」と元気に挨拶をしてくれたあと、私を見て「校長先生ですか?」というので、「そうですよ。校長先生です!」と言いました。すると、その生徒がこう言ってくれたのです。
「校長先生、ぼく、昨日の(部活動発足会)校長先生の話、とても胸にじーんときたんです。僕、先輩になっても絶対にいばったりしません。これから頑張ります!」
と、目をキラキラさせながら話してくれたので、私は彼にこう声をかけました。
「私はバレーの監督を30年ほどしてたんだけどね、優秀な選手ほど、挨拶とか礼儀とかみんな素晴らしかったよ。誰よりも努力してたし、何より人として素晴らしかった。君も、目標をもって、これからしっかり頑張ってね!応援してるからね。君のように、心で感じることができる人はね、きっとこれからどんどん伸びるから。」
私のその声かけに、彼は嬉しそうに微笑み、「はい!ありがとうございます!頑張ります!」と言ってくれたのでした。私は、朝からとても嬉しい気持ちになりました。彼が、昨日の私の話を真剣に聞いていてくれていたこと、そしてその話に感動し、その思いをきちんと伝えてくれたこと、何より、こんなにも目をキラキラと輝かせて頑張ろうとしている彼の姿に心から感動しました。
中学生のこの多感な時期、子ども達は大きく「成長」します。私たちの想像をはるかにこえるぐらい伸びる子ども達がたくさんいます。まさに私がいつも子ども達に伝えている「可能性は無限大!」なのです。私たち大人は、このような子ども達の思いや意欲を大切にしなければなりません。できるかどうかわからないし、失敗も当然するかもしれない。しかし、子ども達の可能性の芽をつぶさないように、励まし、応援し、支援していくことが大切なのだと思います。たとえ、失敗したとしても、それがまた子ども達の大きな「糧」となります。失敗しても、それからまた立ち上がり、次へ向けて頑張ればいいのです。先日のPTA総会で私からお伝えしたように、私たち教師と保護者の方がしっかりと連携し、子ども達をバックアップしていくことが大切なのだと思います。何かが起きたとき、他人のせいにする前に、「自分はどうだったのか」「私の子どもへの関わりはどうだったのか」「私の支援はどうだったのか」・・・と、自分と向き合い、相談し、乗り越えていけばいいのです。私たち教師も保護者の方も、子ども達の幸せを願っています。子ども達の笑顔と未来のために頑張っています。だからこそ、しっかりと連携したいと思っています。
今朝の彼の言葉と姿にふれることができて改めてそのことを感じました。彼のおかげで、私は朝からとても幸せな気持ちにさせてもらいました。彼に感謝します。本当にありがとう!これからも君のことを応援しています。そして、すべての子ども達のことを応援しています。