【5月18日】情熱と諦めない気持ち
- 公開日
- 2021/05/18
- 更新日
- 2021/05/18
つぶやき
新型コロナウイルス感染症拡大が続いています。本校だけでなく、様々な学校に濃厚接触等の多くの情報が寄せられています。感染拡大をこれ以上広げないように、教育委員会や保健所等と連携をとりながら、一時的な学級閉鎖等の措置を行っています。急な措置で、戸惑われる場面もあるかもしれませんが、ぜひご理解とご協力をいただきますようにお願いいたします。また、そのことによって子ども達の生活のリズムが崩れたり、不安定にならないようご家庭での声かけ、サポート等も重ねてお願いします。学校におきましても、できる限りの支援を行ってまいります。
さて、本日の西日本新聞「春秋」には次のコラムが載っていました。
成功と失敗の違いはあきらめるかどうか、必要なのは強い情熱です・・・。IT大手アップルの創業者スティーブ・ジョブズ氏の名言。先日訃報が載った米化学者スペンサー・シルバー氏がそうだった。強力な接着剤を開発中、付けても簡単に剥(は)がれる接着剤ができてしまった。他の使い道はないか。勤務先の3M(スリーエム)で同僚に粘り強く働きかけ12年後、粘着力のある付箋「ポスト・イット」が誕生した。今やおなじみの文具だ。それで私たちの暮らしはさして変わらないものの、世には変なことを思い付く人がいる、と和ませてくれる発明もある。そんな研究者を顕彰(けんしょう)するイグ・ノーベル賞をひもとく本「へんな科学」をめくった。名前を付けられた牛は乳をたくさん出す、バッタは映画「スター・ウォーズ」を見ると興奮する・・・。飛躍した発想に驚かされる。
さもありなん(当然だ・きっとそうだ)、という食べ物系の研究もある。ポテトチップスはかじる音でおいしさが変わると証明した英国の学者は、コーヒーはガラスのコップよりも白いマグカップで飲む方が2倍濃く感じる、ヨーグルトの容器を重くすると満腹感が出ることも突き止めた。「人を笑わせ、そして考えさせる」がモットーの賞を、日本人は14年連続で受賞中。昨年はヘリウムガスを吸わせたワニの声が高くなることから鳥類やほ乳類と同じ発声原理と証明した。世界を笑わせる賞の常連って、なかなか格好いい。
イグ・ノーベル賞は、ノーベル賞のパロディとして1991年に創設された、世界中の独創性に富んださまざまな研究や発明などに対して贈られる賞です。人から見れば、一見とても変わった研究や発見でも、それが人々の生活を豊かにしたり、直接的に役に立つことではなかったとしても人々を笑顔にしたり考えさせたり、幸せな気持ちにすることは、とても素晴らしいことだと私は思います。
そして何よりどんなことであれ、情熱を持って粘り強く諦めないことが「成功」への秘訣だということがこれらのことからよくわかります。
ちなみに私は、付箋を使わない日がないくらい、よく使わせてもらっています。スペンサー・シルバー氏の情熱と12年間も諦めなかった気持ちに感謝しないといけませんね!