本日6月23日の沖縄慰霊の日です。これは、沖縄戦犠牲者を慰霊し、世界の恒久平和を願う日です。沖縄県が条例で記念日（休日とする）として定めました。沖縄戦は、太平洋戦争の末期である1945年に、日本軍と沖縄諸島に上陸したアメリカ軍を主体とする連合国軍との間で行われた戦いです。日本軍は沖縄を本土防衛の最後の拠点とし、連合国軍は日本本土に攻め入るための基地として、沖縄諸島を攻略しようと試みました。沖縄戦では、連合国軍と日本軍を合わせて20万人以上の犠牲者が出ています。そのうち、一般の犠牲者は推計で約10万人です。沖縄県民の4人に1人が命を落とした壮絶な戦いで、甚大な被害がありました。
　慰霊の日には、沖縄県知事、総理大臣や衆議院・参議院議長などが参列する「沖縄全戦没者追悼式」が糸満市にある「平和祈念公園」で行われます。本年度はコロナウイルス感染症の拡大状況を鑑み、参列者を30人程度にするなど規模を縮小して行われた。先日の福岡大空襲もしかり沖縄戦のこともしかり、私たちは決して単なる過去のこととして終わらせることなく、一人一人が「平和について」、「人を大切にすることについて」など、しっかりと考えていかなければならないと思います。

　さて、今日は「体育発表会」でした。先月の体育祭が延期となり、学年別の体育発表会として行うこととなりました。本来の形ではなく、練習も十分だったかと言われればそうではないかもしれませんが、子どもたちは仲間とともに精一杯に取り組んでいました。コロナ禍で、我慢したり制限の中で苦労したりしながらも、たくましく生き抜く子どもたち。10年後、20年後に、きっと「あのときは大変だったけど、その中で精一杯頑張れた」「苦労もたくさんあったけど、あの苦労や頑張りがあるからこそ“今”がある」・・・そう言えるときがきっとくると信じ、これからも頑張ってほしいと思います。
　暑い中、子どもたちの必死な姿、楽しそうな姿、元気な声と素敵な笑顔・・・やはり、「頑張ることは素晴らしい！一生懸命はかっこいい！」と、心から思った一日でした。
（写真上：開会式時の実行委員長、田尻さん　中：３学年リレーの様子　下：終了後の３年生集合写真）