学校日記

【6月28日】この瞬間が未来をつくる

公開日
2021/06/28
更新日
2021/06/28

Kのつぶやき

 土日に筑紫区中体連大会が行われました。結果は様々ではありますが、きっとそれぞれに全力を尽くして頑張ってくれたと思っています。引退となった3年生には、これまで続けてきたことに心から敬意を表します。1つのことを続けるということは、とても価値あることです。そのことをぜひ自信にしてほしいと思います。気持ちを切り替えて、次は進路実現へ向けて、目標を立て、その達成へ向けて努力を続けてくれることを願っています。
 トップページに載せていましたが、筑前地区大会出場をすでに決めているソフトボール部は、今週土曜日に3位決定戦に臨みます。また、春の大会で筑紫区優勝をしている野球部は、筑前地区大会出場をかけて、準々決勝を戦います。まだ次の試合がある部活動については、決して諦めることなく、粘り強く戦い、1つでも上にいけるように期待しています。

 昨日、私が第3回目くらいから毎週観ていたドラマが最終回でした。そのドラマは、“東大合格請負人”と呼ばれる弁護士が、ある学校の再建に向けて、多様な子ども達に様々なアプローチをして、その意識や考え方そして、人生を変えていく内容でした。

 ちなみに、私が小学校2年生くらいのとき、同級生のM君はある日私に「僕は将来、“とうだい”に行くんだ」と教えてくれました。その言葉を聞いた私は「M君、海が好きなんだね」と言うと、M君は苦笑いしていました。当時私は、“東大”というものを知らず、“灯台”だと思ったのです。彼は、小学校2年生のときにそんな高い目標をもっていたのです。本当にすごい友達でした。ちなみに、彼とは中学・高校と一緒だったのですが、努力家の彼は“東大”ではなく“京都大学”に現役で合格しました。
 話をもとに戻します・・・

 毎回主演の俳優、阿部寛さんの熱い言葉はドラマの中の子ども達はもちろんのこと、観ている私たちまで熱くさせるものでした。その中でこんな言葉がありました。
「自分の人生だ。自分で決めろ!」
「ルールを守らないやつは人生に負ける」
「東大にいくことは、目標であって目的ではない!」
「今、この瞬間が未来をつくる!」
「人生はどうなるかじゃなく、どうするかだ。大きく強く踏み出せ。その一歩に全力で踏み込んでいけ」・・・
 もちろん現実離れしたシーンもありますが、熱い言葉の数々にとても共感すべきこともたくさんありました。ただ漫然と勉強するだけではダメで、意欲、自制心、共感性、思いやり、コミュニケーション力などの「非認知能力」を高めていくことが大変重要であることを教えてくれています。以前のひとりごとでも取り上げましたが、この「非認知能力」は私たち大人にとっても、とても大切なことであり、これからの社会を生き抜いていくときに非常に重要な力です。勉強だけでなく、スポーツや仕事においても、とても大切な力なのです。阿部さんの数々の熱い言葉は“目標に向かって、ひたすら努力していくことが大切なんだ。その過程こそが人生においてとても価値があるんだ”と私たちの背中を押してくれ、勇気と元気が湧いてくるものでした。たとえすぐに結果は出なくとも、ひたむきに、ひたすらに努力を続けていこうと思います。