【7月14日】やはり大切なのは・・・
- 公開日
- 2021/07/14
- 更新日
- 2021/07/14
Kのつぶやき
今日の西日本新聞の「デスク日記」からです。
「この世で不条理だと思うことを15個あげ、理由を答えなさい」
「そのうち三つについて解決方法を示しなさい」
今年の有名私立大学でそんな入試問題が出た。別の難関大学入試関係者も「学校の先生に従順な子より、反発する子がほしい」と口をそろえる。社会に対し、「これはおかしいのではないか」と疑問や違和感を抱く学生でないと、将来、社会を変えられない。問題意識こそが変革への第一歩だというわけだ。
香港では、中国政府に批判的な民主派系の新聞が、廃刊に追い込まれた。不条理にあらがい、自由を守ろうと闘う若者は「社会秩序を乱す者」として捕縛される。問題意識を持つことが許されない社会の行方を案じる。
本格的な思春期を控え、息子の口答えが増えてきた。思わずムカッとする自分に言い聞かせる。「反発は未来への希望」。少しだけ気分が楽になる。
先日から、「非認知スキル」の話や、「総合型選抜入試」の話をひとりごとに載せましたが、上の私立大学の問題は、まさに「正解が1つ」の問題ではないのです。日頃から世の中のことに目を向け、疑問をもち、様々なことを考える。どうすればよいかという解決方法を今まで培った多くの知識と経験によって考えるなどを積み重ねておくことが大切なのだと思います。ただ、机に向かって勉強するだけでは、これから未来を担っていく人材、持続可能な社会の担い手とはなってはいかないということだと思います。
また、自分を分析し、しっかりと目標を立て、自己研鑽に努めることも大変重要なことだと思います。MLBオールスターゲームに「二刀流」で出場した大谷翔平選手は、何と勝ち投手になりました。大谷翔平選手が、花巻東高校時代に立てた下の目標達成表は有名です。
そこには、「メンタル」や「人間性」「運」が書かれており、そのために「仲間を思いやる心」「勝利への執念」「感謝」「礼儀」「あいさつ」「ゴミ拾い」「継続力」などの「非認知スキル」が書かれています。まさにそのことを意識し、実践してきたからこその現在の活躍だと思います。彼の表情や行動には、野球を愛し、人を大切にする心や素敵な人間性が溢れているように感じるのは私だけではないはずです・・・