【10月12日】御陵中の“顔”として
- 公開日
- 2021/10/12
- 更新日
- 2021/10/12
つぶやき
昨日、新生徒会役員の発表がありました。そして今朝、役員6名が校長室に挨拶に来てくれました。多少緊張した面持ちで一人ずつ自己紹介をしたあと、新生徒会長の高村蒼さんが代表して「学校の顔として頑張ります!よろしくお願いします!」と目をキラキラとさせながら言ってくれました。私は、
「まずできること、一番は挨拶を元気にしてほしいと思います。学級の中で一番挨拶できる人、学年の中で一番挨拶ができる人、学校の中で一番に挨拶ができる人になってください。そうすれば、きっと周りは見ているし、認めてくれます。これから選ばれた責任と覚悟をもって、学校のために頑張ってください。もちろん、うまくいかないこともありますが、一生懸命な失敗はしてもいいですから。みんなのために、前向きに頑張ろうとして失敗することは大丈夫ですから。先生たちもしっかりフォローしていきますので・・・期待しています!」
そう話しました。そのあと、職員室で先生方全員の前で自己紹介をしていましたが、みんな一段と声に張りがあり、意欲みなぎるものでした。きっと、これから頑張ってくれるものと心から期待したところです。
生徒会役員というのは、様々な場面で中心となり、リーダーとならなければなりません。自分の勉強や部活動の時間も頑張りながらの生徒会活動となります。これから、思うようにいかず悩んだり苦しんだりすることもあると思いますが、そのことがまた自分自身を成長させます。やらなければ決してわからない苦労、そして、やることで他の人が味わえない貴重な経験ができる。この仕事をすることが大きな成長へとつながり、これからの人生の大いなる糧となります。今後、専門委員長等も決まっていきますが、役員の皆さんには、知恵を出し合い、力を合わせ、さらによりよい御陵中学校へとなるように、力を発揮してもらいたいと思います。
実は、私も中学校のときに生徒会役員でした(残念ながら自分から進んでの立候補ではありませんでした)。そして、そのときの生徒会担当の先生が、先日の「ひとりごと」で紹介した熱心な英語の先生だったのです。その先生は私たちに、「どうしたら学校がもっとよくなるか?」「どうしたら、もっとみんなが楽しい学校になるか?」「どうしたら、この行事が充実するか?、まずは自分たちでしっかり考えなさい」などとよく問われました。私はその度に悩み、返答に苦慮しました。しかし、先生は聞くだけではなく、もちろん様々なアドバイスや助言、そしてたくさんのサポートもしてくれました。おかげで、今までの生徒会では取り組まなかったような素晴らしい取組も実施することができ、たいへん勉強になりました。
また、リーダーとしてどころか、人前で話すこともたいへん苦手だった私にとっては、生徒会役員の経験がその後の人生に役立っていることは言うまでもありません。ただ、当時バレー部だった私は、部活動と生徒会の仕事でなかなか忙しかったことをよく覚えています(それに、ギターにまでハマっていましたので、勉強がおろそかに…)。
そのときは大変で、投げ出したくなるようなことがあっても、長い目で見れば、自分の人生の大きな糧となることはたくさんあると思います。子どもたちには、生徒会役員に限らず、様々な経験を積んでもらい、人としてどんどん成長してもらいたいと願う今日この頃です。今日の新生徒会役員のキラキラとした姿を見ながら、私も頑張らなければと思ったのでした。
(※写真は、新生徒会役員の皆さんです!)