1年生が、自然教室を無事に終え、解散したとのことです。もともと9月に1泊2日の「海の中道海浜公園青少年の家」での自然教室を計画し準備を進めていたのですが、緊急事態宣言により、断念せざるを得なくなりました。その後、施設の状況、他の行事等の関係や新型コロナウイルス感染症防止の観点などを考慮し、日帰りでの自然教室となりました。
　それでも、1年生にとっては中学生になって初めての校外活動ということで、朝の集合時から笑顔があふれ楽しみにしているようでした。出発するときに、数人の1年生に「楽しみですか？」と尋ねると、「楽しみです！」と笑顔で元気に答えてくれました。手を振りながら、「行ってらっしゃい！楽しんできてね！」と言うと、「ありがとうございます！行ってきます！」と元気に手を振ってくれる子もいました。
　先ほど、学校に戻ってきた先生方に聞くと、子どもたちは、「本当に楽しそうでした」、「登山もみんな頑張ってました！」と報告してくれました。子どもたちの素敵な思い出の1ページになったようで、本当によかったです。

　さて、昨年度から実施している「夢講座」。子どもたちに、「命の大切さ」そして、「志を持って努力し続けることの大切さ」、「夢や目標を持つことの素晴らしさ」などを学ばせ、自分自身を振り返り、将来への展望や日常の頑張りにつなげる講演会を実施したいと考え企画しています。昨年は、熊丸みつ子先生から、パワフルで心に響く素敵なお話をしていただきました。
　子どもたちの感想は「熊丸先生のおかげで、自分のできることが見つかった」「心があたたかくなった」「両親を大切にしたい。そして、自分を大切にしたいと思った」「生きていることのありがたさを知った」「人を幸せにできる人になりたい」…など、素晴らしいものばかりでした。また、保護者の方からは、「笑いあり、あっという間の時間でした。先生からパワーをいただきました」「先生の“悩める幸せ”という言葉が心に響きました。子どもと意見がぶつかることがあっても愛情をもって伝えていけば必ず伝わると信じてこれからも頑張ります」…などの感想が寄せられました。そんな、子どもたちにも保護者の方にも心に響く「夢講座」。今年度第1回目は12月22日に決定しました。詳しい案内は後日出しますが、先に少しだけお知らせします。

　今回の講師の先生は、「腰塚勇人(こしづかはやと)」先生です。元中学校保健体育科教師・養護学校教師をされていた方です。2002年のスキー中の事故によって首の骨を折り、一瞬にして首から下が全く動かない状態に。しかし、壮絶なリハビリと奇跡的な回復によって「助けられ生かされている感謝」を痛感されたとのこと。そして現在は、自らの経験を通して感じたこと・学ばれたことを『命の授業』として、全国の子どもたちや様々な方々に伝えていく活動をされています。数年前には、「奇跡体験！アンビリバボー」でも放映されました。当日は、きっと感動的で素敵なお話をしていただけるものと大変楽しみにしています。
　その腰塚先生…「午後から講演をするところから近かったので、突然ではありますがご挨拶にきました」と昨日、御陵中学校にこられたのです。私は予想もしなかった訪問に、本当に驚きました。そして何より、腰塚先生のそのお心遣いと丁寧な物腰、優しいお話ぶりに、ますます12月の夢講座が楽しみになりました。
　コロナ禍ではありますが、少しでも多くの保護者の方にも講演を聴いていただけるようになればと思っています。
（※下の写真は、腰塚先生からいただいたシールです）