学校日記

【11月8日】誠意

公開日
2021/11/08
更新日
2021/11/08

Kのつぶやき

 11月6日(土)・7日(日)に、大野城市心の教育フェスティバルが大野城まどかぴあで行われました。本校からは、被災地派遣研修報告者として高村蒼さん、意見発表に生津梨々花さん、英語スピーチコンテストに一ノ瀬晴久さんの2年生3名が、それぞれ立派な発表をしていました。コンテスト形式で行われた英語スピーチの一ノ瀬さんは、「最優秀賞」を受賞し、12月に行われる福岡県英語スピーチコンテストに出場することとなりました。おめでとうございます!御陵中学校の代表として、3人ともに素晴らしい活躍をしてくれたことを誇りに思います。
 さて、今日の西日本新聞「こだま」の欄に、「行為で伝わる感謝の気持ち」というタイトルで次のようなことが載っていました。

 スーパーで買い物をしていると、店員さんは店内に入退出する際、必ず一礼している。見ていても心地よい。先日の実業団女子駅伝予選会でも、走り終えたコースに一礼をしている選手を見て感心した。全力を使い果たし倒れ込む人もいたが、感動してどちらの選手にも拍手を送った。
 相撲界でも力士は入退場するとき土俵に向かい頭を下げる。いかつい顔もほのぼのと映り、応援したくなる。校門を出入りする際、帽子を取り校舎にお辞儀をする生徒も目の当たりにした。口論しても「ごめんなさい」と頭を下げればそこでおしまい。
 車に同乗していても同じことが言えよう。流れに入りたい時、夫は手をあげて礼をする。争いは起こらない。言葉はなくても、わずかな行為で誠意は伝わる。感謝の気持ちがあれば、誰もが安心して暮らせる気がする。
 
 私は、急な割り込みをしてくる車に、ムッとしてしまうことがあります。もちろん、そんなことでトラブルになるのもイヤですから、できるだけ気にしないようにと思います。しかし、ちょっとしたことで腹が立ったからと、車であおってみたり、クラクションを鳴らし続けたりして大きな事故やトラブルになることがあとをたちません。また、車のトラブルに限らず、互いの相手を思う気持ちが足りずに信じられないような事件に発展することもあります。自分のストレスや不満を人に向け、人を傷つける事件がたくさん起こっています。
 一方、今朝は、新生徒会長の高村さんが自主的に校門に立って、さわやかな挨拶をしていました。それだけで素晴らしいなと思うのですが、教室に戻る時間になると、「ありがとうございました!」と私たちに挨拶をしてから昇降口に向かうのです。こちらが「ありがとう」なのですが、言われた方はとても気持ちがよくなります。
 体育館やグラウンドに足を踏み入れるときに、一礼する。人の前を通るときに「失礼します」と頭をかがめて通る。何かしてもらったら、「ありがとうございます」と頭をさげる。迷惑をかけたのなら、「すみませんでした」…。そんな行動が自然にできたらと思います。やはり、人やモノへの敬意を払い、感謝の気持ちを持つことが大切なのだと思います。
 そして、「わずかな行為(礼儀や気配りなど)で誠意は伝わる」ことを一人一人が心がけ、生活しなければと改めて思う私です。