学校日記

【12月15日】「顔」

公開日
2021/12/15
更新日
2021/12/15

つぶやき

 先日私の知り合いの先生から学校に電話がかかってきました。その先生が私に最初に言われた言葉はこうでした。
「電話を取り次いでくれた方、とても素敵な電話対応されますね。なんだか、いいですね…」
私はこう答えました。
「そうですよ。事務室の先生がよく電話をとってくれるんだけど、本当にいつも明るく素敵な応対をしてくれるんです。本当にありがたいんですよ。」
と。
 実際、電話の相手の方には見えなくても、いつも、「笑顔」と「優しさ」が伝わるような応対をしてくれます。電話対応だけでなく、玄関に外部からどんなお客様が来校されても、さっと席を立ち、笑顔で対応してくれます。玄関入ってすぐのところが事務室なので、学校の「顔」のような存在でもあります。私はいつも明るく素敵な対応をしてくれる事務室の先生方に本当に感謝しています。その隣の部屋にいる私は、様々なお願いをしたり、何気ない話をしにいったりするのですが、いつもあたたかく迎えてくれ、笑顔で対応してくれます。私自身が見習わなければといつも思っています。
 西沢泰生さん著『思い出すだけで心がじんわり温まる50の物語』に「あなたに『顔』がある理由」というタイトルでこんなことが書かれています。

 人間を含めて、ほとんどの動物には「顔」があります。神様はどうして、動物に「顔」を与えたのでしょう?
 一言で言えば、それは「相手に、自分が何を考えているかを伝えるため」ではないでしょうか。笑っていれば、相手は「あっ、コイツ、敵意はないな」とわかるし、怒った顔をしていれば、「近づかないほうがいい」と思います。つまり、コミュニケーションを助けるための道具として「顔」があるのだと思うのです。頭がよすぎる人間は、ときには言葉を操って相手をダマそうとします。でも、口先の言葉でウソをつこうとしても、表情には本音が出てしまうもの。そもそも、「顔」が究極のコミュニケーションツールなのだと考えれば、ごまかしが利かないのも納得できます。
 せっかく神様が与えてくれたこの「顔」。いつも眉間(みけん)にシワを寄せていたら、ちょっともったいない。まるで、「地球最後の日」のように不機嫌な表情をしている人には、あなただって、できれば近寄りたくありませんよね。…(中略)…
 生き方のヒントになる本をたくさん出している千田琢哉氏は、その著書の中でこう言っています。
 「他人はずっとあなたの顔を見ている。鏡の前で取りつくろった顔でなく、何気ない表情をすべて見ている」。
 この「何気ない表情」って、本音が出るだけに怖いですね。…あなたが「気を抜いたとき」の「何気ない表情」。見られています!千田氏はこうも言っています。
 「あなたの周囲の表情はあなたの表情をそのまま反映しているのだ。素敵な笑顔には素敵な笑顔が返ってくるしイライラした顔にはイライラした顔が返ってくる」
 周りをニコニコした人ばかりにしたければ、まず、あなたがニコニコする。考えてみれば、単純な仕組みだったのですね。

 うちの事務室には、先生方もよく来室しています。そこはいつも、笑顔と明るい声で溢れています。それはきっと、事務室の先生方が、どんなときでも笑顔で優しく対応してくれるから、温かい気配り・心配りをしてくれるからなのだと思います。
 私も少しは見習わなければという気持ちと、感謝の気持ちでいっぱいです…私のくだらない話や愚痴まで聞いてくれる事務室の先生方、本当にありがとうございます!


◆いよいよ明日から2年生と一緒に広島・山口への修学旅行に行きます。楽しく有意義で、事故のない修学旅行にしたいと思っています。2年生の子どもたちにとって、この3日間が心に残る素敵な思い出となることを心から願っています。
 修学旅行の引率に伴いまして、私の「ひとりごと」も基本的にはお休みです。ご了承ください(もしかしたら、生徒の様子や修学旅行の感想などを突然アップしているかもしれませんが…)。