【1月11日】成功のための方程式
- 公開日
- 2022/01/11
- 更新日
- 2022/01/11
つぶやき
昨日は、大野城まどかぴあで「新成人のつどい」が実施されました。2部制で行われたのですが、私は第2部「御陵中校区・大野中校区・大野東中校区」に出席させていただきました。新成人の皆さんの式中の態度はよく、おかげさまでスムーズに式もすすみました。
私の前任校のバレー部の教え子は、午前中の式は終わっていたのですが、わざわざ私を待って挨拶してくれました。キラキラと輝く凜々しい姿、そして気持ちのいい挨拶と笑顔で、私を幸せな気持ちにさせてくれました。やはり、教え子が成長し、挨拶にきてくれてくれることは、教師冥利に尽きるなと思いました。それと同時に、人を元気にさせ、幸せな気持ちにさせてくれる「挨拶」と「笑顔」を私自身も大切にしようと、改めて思いました。
さて、今日は、三学期始業式でした。まずは、大きな事件・事故もなく今日を迎えられたことを嬉しく思います。始業式の挨拶では、次のようなことを子どもたちに話させてもらいました。
2022年、そして3学期のスタートにあたり、「成功のための方程式」について、お話させてもらいます。これは京セラやKDDIの創業者である「稲盛和夫」さんがおっしゃった言葉です。
「ごく普通の能力しか持たない人間、または能力が低い人間は、どうすれば大きな成功を成し遂げられるか?」
この問いに稲盛さんは、こんな方程式を示されて、説明しています。
【人生の結果】=【考え方】×【熱意】×【能力】
「人生の結果」は、「考え方」、「熱意」、「能力」の3つによって決まる。最後にある「能力」は、健全な肉体、才能、生まれ持った適性などが入ると思います。これは、先天的な(生まれ持った)部分が大きいです。ところが、「熱意」は、自分の強い思いや「こうありたい」という願いであり、自分で決めることができます。「熱意」は「0」〜「100」で掛け合わせると思ってください。
したがって、飛び抜けた「才能」がなかったとしても、自分の欠点を理解し、それを補うために誰よりも情熱を燃やして、努力し続ければ、生まれながら才能に恵まれ、それを鼻にかけて努力しない人より、大きな成功を収めることができるということです。
もうひとつの「考え方」は、どういう心構えで人生を送り、勉強したり、部活動をしたり、
仕事をしたりするかということです。「考え方」は、「−100点」から「+100」の幅で、点数をつけることができます。嫉妬、ねたみ、恨み、自己否定、などという否定的な感情(ネガティブ)にとらわれていれば、その心構えは「マイナス」となり、結果も「マイナス」になるということです。逆に、「前向きで素直な考え方(ポジティブ)」を持っている人は、素晴らしい人生を送り、成功するというわけです。
すなわち、稲盛さんは、「人生の結果」または、「成功するとかしない」とかは、結局のところ、「自分しだいである」ということを教えてくれているのだと思います。
目標をもち、「絶対に達成したい」「成し遂げたい」という強く溢れる「情熱」と、「私ならできる!」「やればできる!」という前向きな「考え方」で、努力を続ければ「能力」も高まり、結果につながっていくはずです。
「成功のための方程式」、特に、「熱意」と「考え方」のことを頭の片隅において、明るく元気に、この3学期を、そして、今年一年を過ごしていきましょう!
最後に…新型コロナウィルス感染症が、再拡大しています。くれぐれも、感染対策を継続していきましょう。何をするにも「健康」が一番大切ですから。
それでは、皆さんのますますの活躍を願いつつ、3学期始業式の話を終わります。
稲盛さんの示された方程式は「足し算」ではなく「かけ算」であることに意味があります。稲盛さんはこう説明しています。
『もしこの三つ(考え方・熱意・能力)を足してしまうと、生まれつき才能に恵まれた人は、何もしなくても、普通の人よりはるかに優位に立ってしまうことになります。ということは、どんなに頑張って仕事をしても、才能のある人にはとうてい太刀打ちできないことになってしまいます。しかし、足さずにかけることにより、前向きの姿勢で熱意に満ちた努力を重ねれば、たとえ才能に恵まれていなくても、素晴らしい人生を送ることができることになります。そして事実そうなのです。どこにでもいるような普通の人間でも、真面目に情熱を持って努力すれば、天才と呼ばれる人たちよりも素晴らしい結果を生み出すことができるのです。そして、たとえ優れた才能を持つ働き者の天才であっても、人生のはっきりした方向を見極めずに堂々巡りをしていれば、たいしたこともできずに終わってしまうでしょう』
新年改めて、それぞれに目標を立てた子どもたちも多いと思います。そして、その目標が達成できたり、いい方向に向かったりするかは結局のところ、「自分しだい」であるということです。私たち、教師も溢れる「情熱」と前向きで素直な「考え方」を持って、三学期も子どもたちのために「笑顔」で頑張っていきます。どうぞ、よろしくお願いします!
…始業式後に、生徒会長の高村蒼さんが、私のところにきて「校長先生、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」と笑顔で挨拶してくれました。その姿に感心するとともに、とても嬉しい気持ちになりました…