学校日記

【1月20日】大切なものを大切に

公開日
2022/01/20
更新日
2022/01/20

Kのつぶやき

 1月17日付けの日本教育新聞の「不易流行」というコラムに次のようなことが載っていました。

 今日1月17日は「防災とボランティアの日」。27年前の1月17日に発生した阪神・淡路大震災で学生を中心としたボランティア活動が活発化したことを機に、ボランティア活動への認識を深め、災害への備えの充実強化を図る目的で制定された。関東大震災が起きた9月1日は「防災の日」。昭和34年の伊勢湾台風を機に防災対策を見直そうと制定された。東日本大震災が発生した3月11日は「いのちの日」。健康、医療、災害時の体制などを考える機会としようと記念日とされた。忘れられない日、忘れてはならない日がある。政府などが制定した日であっても、自らの記念日として過去の出来事や大切な人々を思い、心を新たにしたい。今日は阪神・淡路大震災や関東大震災、東日本大震災を思い起こし、防災とボランティアについて振り返りたい。思い起こすものがないと言う子どもたちには、思い起こすものをつくってあげたい。震災が起きた場所に身を置き、震災やボランティアを経験した方々と会って話を聴く。ボランティアに挑戦する。そうした思い起こすものを自らの身に蓄積させる営みもまた、大切な学びである。大切にする特別な日を持つということは、大切にする人やもの、出来事を持つということである。子どもたちには、大切なものを大切にできる人に育ってほしいと切に願う。

 オミクロン株の影響で、新規感染者の数が急速に増加しています。コロナのことだけでなく、これから先のことが予測困難な状況であることは間違いありません。その中で、人として大切なものを見失うことなく、志をもち目の前の課題に粘り強く立ち向かい、「最適解」を見つけようと努力する子ども、失敗しても立ち上がりたくましく生きていける子ども、大切なものを大切にできる子どもを育てていくことが私たち大人の使命だと思います。
 上のコラムにもある、震災などの日を忘れずに伝え続けていくことも大切。それぞれの家庭や個人的にも忘れてはいけない日、忘れられない日もあると思います。そういうときに、改めて命とは何か、生きるとは何か、人として大切にすべきことは何なのかを、子どもたちと話し、共に考え、共に成長し、今日という日をしっかりと生きていくことが必要だと思います。そんな学びの場、心を育てる場を私たち大人がつくってあげなければと思います。
 そして私自身も、ただ漫然(ぼんやりとして心にとめないさま)と生きていてはいけないと、改めて思います…