学校日記

【3月3日】嬉しいニュース

公開日
2022/03/03
更新日
2022/03/22

Kのつぶやき

 昨夜、先日買って3分の1ほど読んでいた本を、一気に読み終えました。というのも、面白くて止められなかったのです。本のタイトルは『赤と青とエスキース』という2020年の本屋大賞にもノミネートされていた青山美智子さんという方が書かれた本です。「エスキース」とは、フランス語(esquisse)で、スケッチや下絵のことを指すとのことです。この本のタイトルがどのような意味を持つかはぜひ読んでみられるといいと思うのですが…。様々な奇跡とつながりに驚かされ、またじわっと心に染みてくるような本でした。つくづく、作家の方々の想像力と創造力、そして描写力や表現力、文章力などに本当に感心させられます。こんな素敵なお話をよく思いつくなぁと思います。もちろん、たくさんの本も読まれてきただろうし、そして様々な経験と学び、情報収集などの上にその物語が出来上がっていくのだろうと、素人ながらに想像しています。
 なかなかじっくりと読書をする時間がないのですが、少しでも様々な本にふれるのは、心も豊かになり、視野も広がっていくのではないかと思います。

 さて、毎日、ロシアのウクライナ侵攻のニュースを見ながら、胸が痛くなる私ですが、昨日嬉しいニュースが飛び込んできました。

『北京オリンピックスキージャンプの新種目、混合団体でスーツの規定違反で失格となった高梨沙羅選手が2日、ノルウェーで行われたワールドカップで復帰し優勝しました。今シーズン2勝目を挙げ、自らが持つ男女を通じたワールドカップの通算勝利記録を「62」としました…』

 優勝を決めたあとのインタビューでは、
「(優勝して)私にとっても驚きです。今日は、とても幸せです。でも今日は、たいへん緊張していました」ということを英語で嬉しそうに話す高梨選手を見て、何だかほっとしました。以前の「ひとりごと」にも北京五輪終了後の高梨選手の『謝罪文』のことを載せました。あのときは、読みながらとても胸が苦しくなりました。このまま引退してしまうのではないか…もっと最悪なことになりはしないか…そんなことまで想像させるようなつらい謝罪文でした。それから約1ヶ月、女子スキージャンプワールドカップ第14戦ラージヒルで、1回目130メートル、2回目132メートルの大ジャンプで見事な優勝。高梨選手は、62回目の優勝とともに通算111回目の表彰台で自らの男女を通じた表彰台の歴代最多記録も更新しました。やはり、凄い選手です。
 きっと、思い悩み、相当苦しんだはずです。しかし、そこから這い上がり「優勝」。高梨選手の立ち上がる力、やり抜く力、あきらめない気持ちは本当に凄い。だからこそ、世界一の選手なのだろうと思います。優勝したこと以上に「笑顔」の高梨選手を見られたことが何より嬉しいです。これからも陰ながら応援しています!