【3月15日】失敗をムダにしない
- 公開日
- 2022/03/15
- 更新日
- 2022/03/15
Kのつぶやき
今年度もあと2週間となりました。1・2年生は、今週金曜日の生徒総会へ向けての学級審議等をすすめ、担当の子どもたちは総会への準備をしているところです。自分たちの代の生徒会スローガン、それに向けたそれぞれの委員会の取組などについて決定し、さらに御陵中学校の発展に貢献してくれるものと期待しています。
さて、今日3月15日は「靴の記念日」だそうです。1870年の3月15日に、日本初の西洋靴工場「伊勢勝造靴場(いせかつぞうかじょう)」が開設されたことにちなんで、日本靴連盟が制定した記念日とのこと。伊勢勝造靴場を開設した西村勝三は、日本製靴株式会社(現在のリーガルコーポレーション)の創業者だそうです。なお、世界最古の靴は、紀元前3500年ごろ(いまからおよそ5500年まえ)の靴がアルメニアの洞窟で発見されているそうです。1枚の牛の皮から作られたもので、ちゃんと革ひもまで通されていて現在の靴に近い見た目をしていたということです。ただ、4万年以上前から靴を履く文化はあったと考えられているので、これからもっと古い靴が見つかるかもしれないともいわれているそうです。
もう一つ、今日はJRA(日本中央競馬会)の騎手(ジョッキー)の武豊(たけゆたか)さん52歳の誕生日だそうです。武豊さんは、デビューの年に新人最多勝記録(当時)を更新し、2年目の「菊花賞」でGI(競馬の最高格付けの競争)制覇しました。3年目で全国リーディング(勝利数1位)を獲得。その後も活躍を続け、JRA全国リーディングジョッキーは18回獲得(歴代最多)するなど数々の賞も受賞し、通算4000勝を超えるJRA歴代最多勝記録の持ち主です。日本競馬界の「レジェンド」と称されています。
そんな武豊さんですが、以前はよく様々なテレビ番組にも出演されていました。真面目で優しい人柄が、画面からも伝わってきました。馬の好物の一つである「にんじん」、武豊さんはこのにんじんが苦手だそうです(どうでもいい話…)。
武豊さんがこれまでに残した「ことば」の一部を紹介します。
◆勝利の方程式をつかんだ?道を究めた?そんなこと、思ったこともない。デビュー以来3500勝したけれど、出走回数は1万7000回以上、勝率にしたら2割に満たない。負けた数の方がはるかに多い
◆負けたらどうしようではなく、勝ったらどうしようとだけ考える。そして、他人の期待より、自分自身に対する期待を大切にする
◆とにかく、やるべきこと、やれることを全部やっていくつもりです。その結果、見ている人をワクワクさせるような、レースができればいいなと思っているんです。
◆ボクらジョッキーにできることは「今度のレースだけは絶対に見に行きたい」と思わせるような競馬を続ける、ということです。
◆昨日の僕より上手に乗れるようになっていたい
◆負けは負け。その圧倒的に多い負けをムダにしないで教訓にできる人が、他の人よりもちょっと勝てるんじゃないかな
武豊さんの言葉を知ると、常に自負と自信が伝わります。それでいて、決して謙虚さを忘れない。失敗を教訓として、欲をもって努力を続ける。そんな武豊さんだから、「レジェンド」といわれるまでの成績を残せたのではないかと思います。
「昨日の自分より今日の自分」「練習や努力に裏付けられた自負と自信、そして謙虚さ」「失敗やミスをまっすぐに認める素直さ」などは、あらゆることおいて大切なことだと思います。