【4月25日】「徳」を身につける
- 公開日
- 2022/04/25
- 更新日
- 2022/04/25
Kのつぶやき
毎朝、「おはようございます!」と気持ちのよい挨拶をしてくれる子どもたちがたくさんいます。生徒会役員の子どもたちも、毎朝交代で校門に立って、元気に挨拶運動をしてくれています。挨拶って本当に人と人を繋ぐ大切な架け橋になっているといつも思います。そんな気持ちのよい挨拶を自分自身がしっかりと身につけ、心からの挨拶ができるようにしたいと思います。
さて、『未来を変える偉人の言葉』という本の中に、孔子の言葉が載っています。
「徳は孤ならず。必ず隣あり」
紀元前550年前、中国の魯(ろ)の貧しい家庭に生まれた孔子は、3歳で父を失い、家族を養うため、倉庫番や牧畜の飼育係をしながら勉強したとされる。晩年は弟子の教育に力を入れ、その教えは口頭で弟子たちが語り継いだ後、紀元前2世紀に「論語」として編纂(へんさん)された。他にも儒学の祖と呼ばれるなど、その後の中国の思想、政治に大きな影響を与えた。孔子の生きた当時、中国は度重なる内乱と権力抗争により、国の領土が200以上に分裂している状態であった。そんな中、孔子は、全国を巡りながら、「武力で人民を支配するのではなく、思いやりの心や礼儀、規範といった“徳”を身につけ、道徳で治めるべきだ」と説いた。この「徳は孤ならず。必ず隣あり」という言葉は、「徳を身につけている人は、孤独にならない。必ず良き理解者や協力者に恵まれる」という意味。孔子が熱心な教育者で、いつも思いやりをもって弟子に学問を教えたからこそ、彼の言葉がそうして後世に伝えられたのかもしれない。
私たちの経験上も、やはり礼儀正しく思いやりのある人のもとには、自然と人が集まっているように思います。明るい挨拶をしてくれる、相手のことを尊重しながら話をしてくれる、相手を気遣う言葉をかけてくれたり、気配りをしてくれる…そんな人にとても親しみがもてるし、尊敬と感謝の念も感じることができます。そんな人と友達でいたい、そんな人と一緒に仕事がしたいとも思います。
子どもたちにも、そういう挨拶や礼儀、思いやりの心がこれから生きていく中で、人との繋がりを築いていく上でとても大切であることを、折に触れ伝えていきたいと思います。何より、私たち大人が、その模範を示すことが大切であると思います。
※今日昼食時に、「創立40周年記念体育祭」のブロック色決定についての映像が流れていました(なぜか、私まで出演していたのですが…)。実行委員やブロックリーダーたちのやる気みなぎる映像に、全校生徒もきっとやる気が溢れてきたのではないかと思います。5月15日(日)の本番まで、しっかりと練習に取り組み、史上最高の素晴らしい体育祭になればと思います。
それにしても、子どもたちの笑顔って何て素晴らしいのでしょうか…(^_^)