【5月2日】素敵な手紙
- 公開日
- 2022/05/02
- 更新日
- 2022/05/02
Kのつぶやき
今朝、事務の先生から「これ、金曜日に届いていました…」と手紙をいただきました。
誰だろうと思って封筒の裏を見ると、私が以前勤めていた学校でバレー部のキャプテンをしていた子の名前が書かれていました。封を開けると「拝啓」から始まる丁寧な字で書かれた素敵な手紙でした。
彼は大学卒業後に就職し、現在、研修期間だとのこと。その中で「お世話になった人に感謝の手紙を送ろう」という課題があり、その対象に私を選んでくれたようです。ご両親や家族には、初めての給料ですでに感謝を込めて食事をご馳走したことが書かれていました。そのあと手紙には、「現在の会社を選んだ理由」や、「中学校でバレーをし、私と出会ったこと」「たくさん叱られたけど、今となっては自分の人生の宝物だということ」、私が話してきた「目配り・気配り・心配りの大切さ」や中谷彰宏さんの言葉「金魚鉢が小さいといつまでも金魚は小さい。大きい金魚鉢に移し替えると金魚は大きくなる」なども覚えていてくれて書かれていました。バレー部で身につけたことの一つである「トイレのスリッパをきちんと並べること」も続けているとのことです。何だか、懐かしいとともに、とても嬉しい気持ちになりました。そして、手紙の最後には
『先生の教えを胸にこれからも頑張ります 敬具
…追伸 行き詰まったときは、「校長のひとりごと」を読んで元気もらってます!!』
そう書かれていました。
この子の懐かしくも素敵な言葉の一言一言に、朝から胸がいっぱいになりました。ずっとバレーに携わってきてよかったと思いました。おかげで、こんな素敵な子どもたちと出会えたのですから…。
彼は中学校時代から本当に素敵な子でした。素直でまっすぐで…あるときには、「僕は何があろうと先生についていきます!」と手紙をくれたこともあります。常にひたむきに頑張ってくれました。彼の頑張りこそが、その学校のバレー部の“新たな伝統の礎”になってくれたことは間違いありません。その彼が、さらに成長してくれていることを手紙から感じ、本当に嬉しくて幸せな朝となりました。彼の今後の、ますますの活躍を願わずにはいられません。彼に、本当に感謝です…
御陵中では今日、「創立40周年記念体育祭」の結団式です。子どもたちの輝く姿、頑張る姿をたくさん見ることができると、私も楽しみにしています。練習期間は、今日を入れて8日間と短いですが、全校生徒が力を合わせ、心に残る素敵な体育祭にしていきたいと思います。最初に紹介した彼もそうですが、子どもたちって本当に素晴らしいです。どこまでも伸びます。その無限の可能性を私たち大人が信じ、本気で共に頑張れば、信じられないくらい成長していきます。この体育祭の取組を通して、子どもたちが大きく成長し、体育祭が終わるときに充実感や達成感でいっぱいになるように、私たち大人が支援していきたいと思います。保護者の皆様も、ご家庭でぜひ、励ましの言葉をかけてくださいますようによろしくお願いいたいしますm(_ _)m