学校日記

【5月11日】予定通りにならなくても

公開日
2022/05/11
更新日
2022/05/11

つぶやき

 体育祭の練習も盛り上がってきました。全体としても声も出るようになってきたし、動きもよくなってきました。特に、3年生のリーダーたちの成長には目を見張るものがあります。こういう取組を通して、子どもたちは大きく成長するのだということを実感しています。今日は「雨」となりましたので、室内で練習するしかありません。そして、明日は「体育祭リハーサル」…予報は「雨」。そうなれば、室内で工夫したリハーサルを行うしかありません。「雨が降らなければいいのに…」と考えてしまいますが。
 松下幸之助さんの次のような言葉があります。

 人間というのは、わからんもんや。予定通りにやろうとしても、そんな予定どおりにいくものではない。世間の人は、松下さんはなかなか計画性をもっている、あれは偉いと言うてくれるけどな、ぼくは何や知らん間にそんなふうになった。だから、あんまり心配いらんなと。その日その日を充実してやっていったら、ちゃんとやっていけるやろうと、こうまあ思っているわけや。
 そうやからね、自分の思うとおりにいくものではない。大きな運命というか、大きな流れというか、そういうものにわれわれは流されているわけや。それに素直に乗っていかないといかんわけや。それをこんなことしたらあかんとか、こういう具合にしたら自分に合わんとか言うておったら、だんだんむずかしくなってくる。

 この言葉のタイトルにはこう書いてあります。
「人間は大きな運命の流れの中で生きている。その流れに素直に乗るには、まずはその日その日を充実させて生きていくことが大切である」
 松下さんは、一日一日に全力を尽くすことを心がけていたことがわかります。それこそが大きな成功へと繋がっていくカギだということです。

 雨で、十分な練習ができないとしても、できることを考え工夫し、そこに全力を尽くすこと。それこそが、体育祭への成功へと繋がります。できない理由を探したり、こんなんではやってられないと思ったりするより、コロナ禍で学んできた「どうやったらできるか」「どうすればよりよくなるか」と前向きに考える。そして、その日できることに最大限取り組んでいくことが大切なのだと思います。
 体育祭まであと4日。子どもたちは、今日も生き生きと頑張っています。前を向いて頑張っています。私たちは、その子どもたちをしっかりと励まし、支援していくしかないのです。いつも言いますが、子どもたちはどこまでも伸びます。鍛えたら鍛えただけ伸びます。そして、困難や苦労が人を成長させます。
 保護者の皆様には(参観人数の制限はありますが…)、このわずかな期間での子どもたちの「成長」を、そして「輝く姿」を、ぜひ見て、応援していただきたいと思います。